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2010年4月21日水曜日

庭の恵み

まずは中庭のハナミズキ、満開になりました。

 
この花も色が少しずつ変化します。最初は花の淵のピンクが濃い色で、満開の後はほぼ白色に。
建物の間につくられた中庭。ここでは日当りを求めて年々、木の背が高くなって
ハナミズキも今では花の咲いている様子を見上げなければ見えなくなりました。

ちょうどお泊まりのお客さまが、「10数年前に泊まった時は
ダイニングでお食事をしながら満開の花を見ていたのに、近頃は随分ノッポになりましたね。」と
見上げて懐かしそうにおっしゃって下さいました。

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さて裏庭には、ただ今シャガと山椒の花が庭中を占拠しているような感じです。

 
昨年、ご近所のKさんより花山椒の佃煮をいただいて、あまりの美味しさに
今年は自分もチャレンジしてみようと、花が生るのを待っていたのでした。
ボウルいっぱいに採って・・・
ついでに自生している蕗も採って  

 蕗の葉っぱも佃煮にしました。花山椒の佃煮も美味しくできましたよ♪

こうして自然の恵みをいただいていると
ひょっとして、もう生っているのでは?と確かめに行きたくウズウズしてきたのです。
何がって?

  

これです。蕨です! 

近くの雑木林まで走って摘んできました。
重曹を入れてサッとゆがいて一晩水につけて灰汁抜きです。
まだあまりたくさんは生っていなかったので、春の野遊びの楽しみはまだまだこれからですね。

2010年3月25日木曜日

テレビの話題をふたつ・・・♫

 

・・・でも今日のブログは得意の「丸投げ」をさせていただきますね。

4/3(土)と4/10(土)に放送される
NHK古代史ドラマスペシャル『大仏開眼』を記念して開かれたイベントに
昨晩、誘っていただいて行って参りました。
では早速ですが、「丸投げ」その① 詳しい内容はこちらのブログをご覧ください。

主役の俳優さんたちも出演される、こういったイベントに参加したのは初めてだったのですが
ドラマの映像などを交えながらや、製作秘話や裏話などを聞くことができて
たっぷり2時間、楽しませていただきました。
ワタクシ的には、ビジュアル的なものが好きなので、天平時代の衣装がとても興味深かったです。
ファッションショー的に紹介された衣装の数々。
デザインも配色も着こなしもかなりお洒落でセンスよかったので
テレビ放映でしっかりチェックしながら見なくっちゃと思ってます。

また4/24の一般公開に先駆けて大極殿の内部が放送で見られるのも楽しみのひとつ。
この中でロケをされた石原さとみさんも
ここは特別な場だったのだと感じた・・というような感想をもらしてらっしゃいましたね。


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では「丸投げ」その②です。まずは、こちらこちらをご覧下さいませ。
そう、先日来お知らせしていました
『仏像大好。』の映像をようやく視ることができました。

奈良倶楽部の館内やお料理だけをご紹介して下さるなら、ちっとも緊張しなかったのですが
今回の放送では私自身も奈良のお奨めをお話したりと・・・
あ〜思い出しただけでも恥ずかしいです・・・。
きっと一人では正視できなかったかもしれないけれど
みんなと一緒に多少つっこまれながらも視られてよかったです。ありがとうございました。

それからこの放送に関してここでお礼を申しますのが遅くなりましたが
見て下さった多くの方々、友人やお客さまからもたくさんのメールをいただきました。
久しぶりに連絡をしてくれた遠方の友や、元スタッフ。こういう機会にまたお話できて嬉しかったです。
放送直後に予約の電話が鳴りっぱなし!・・・ということは全然なかったけれど(笑)
すぐにパンフレットを取りにきて下さった方もいらっしゃって
反響の大きさにもびっくりしています。

夜の暗い時間に、翌日の朝食のアップを撮影するために
朝の雰囲気をライトで調整して自然光を作り出すプロのカメラマン達。
(小1時間ほどかかったけれど、出来上がりをテレビで見て
とても自然な感じが出ていましたね。さすがです。)
制作会社の方々にも大変お世話になりました。ありがとうございました。

自分の出演部分だけではなく『仏像大好。』の番組をじっくり見ましたら
とてもよくできた番組ですね。詳しくわかりやすく解説されていて勉強になります。
6/23発売のDVDBOXも楽しみです。是非買わなくっちゃ。

2010年3月23日火曜日

花冷えの日*



    

雨降りの寒いお天気が続いています。
もう片付けようかと思っていた石油ストーブにまた灯油を入れたり。
そろそろ出番にしていた春服もお預けだし。

奈良公園のソメイヨシノも
ちらほら咲き始めて、少し足踏みの5分咲きといったところ。
今年は早いなぁと驚いていた開花時期も例年並みに落ち着きそうかな。

奈良のお天気は週末からは好天に恵まれ
来週いっぱいは絶好のお花見週間のようですよ。
でもまだ朝晩は寒そうですから
奈良旅の皆さま、どうぞお気をつけていらして下さいね。

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桜のシーズンに++
吉野の桜を保護する活動に売り上げの一部が寄付される
「吉野山の桜」の散華ポストカードも取り扱っています。
切手も吉野の桜でどうぞ。


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明日からは、3週間のお休み無しで桜のシーズンを営業だし
今日は友人の別荘に招かれ「しし鍋の会」で心と身体に栄養滋養をたっぷりつけてあげる日。

一年ぶりに訪れた丹波篠山のまち。
古民家をリノベーションしたギャラリーやお宿などができていて
地域再生の新しいカタチを提案していて興味深かった。

写真は3/19にオープンしたばかりの「篠山ギャラリーKITA'S


友人宅でご馳走になったしし鍋
夢中になってお腹に入ったので、写真はないのだけれど、本当に美味しかった!
誘っていただいてありがとう。ご馳走様でした。

2010年2月19日金曜日

お出かけ*奈良の西から東へ

今週は仕事も休んでずっと家に籠っていましたので、好天に恵まれた今日は
久しぶりのドライブで広範囲にお出かけしてみました。

まずは信貴山朝護孫子寺。

   

寅年の今年に一度はお参りしておきたいと思ってました。
『毘沙門天立像』も『信貴山縁起絵巻』も、3日前に特別公開が終わったところで
同じお参りするなら、そういう日に合わせればよかったんだけれど、まぁいっか。
その上、今日から始まった「毘沙門天結縁潅頂厳修」という12年に一度行われる
毘沙門天信仰の最高の法儀のため、本堂までもがびたっと閉まって
お参りも扉の外からという間の悪さでした・・。

気を取り直して山頂にある一願成就の空鉢護法堂まで登りましょう。
(山頂までの参道には寄進された朱塗りの鳥居が延々と続く。奉納鳥居・・お寺にも鳥居があるんだ・・・)
毘沙門天信仰は商売繁盛や金運如意やらにご利益があるとされているので
そういう願い事のエネルギーが渦巻いていて、しばらく家に籠っていた私達にはちとしんどいものがありました。
(もう若くはないのかなぁ。ここに充満している元気一杯のエネルギーについていけない・・)
でも片道30分、ふうふう言いながら登った山頂からの景色にはちょっと癒されました。
ぽっこり丸い小さなお山が見えて・・・急に行きたくなったところは・・・


こちらです。 

三輪山登拝、出かける前から計画していたのではなく
信貴山で急にここへ行こうと行き先変更したので時間的にはきついものがありました。
でも三輪山に登らせていただいている(こういう表現をしてしまうくらい厳粛なものがあります)間中
何かこう厳かなものを感じて、鬱蒼とした木々の間からこぼれる陽射しが煌めいているのも
苔むした地面、羊歯などに光が零れているのを見ていても
登るのがとても苦しくて足がつりそうなんだけれど、自然の美しさや風のそよぎに
心が清められていくのがとても気持ちよかったです。
(三輪山登拝についての詳細はこちら。)

さあ、次はこちらへGO。
信貴山で往復1時間、三輪山で2時間の登山をした身体をほぐしておかなければなりませんものね。
薬草風呂や塩サウナ、小雪がちらついた露天風呂と、あ〜♪ 心身ともにリラックス〜♪
そして今晩の〆はこちらでした♪ (今週2度目のちきんです^^)

帰宅してから、今日の走行距離はすごいよね。奈良県の西から東まで横断したものね。と
我ながら感心、よく遊びました。
(遊びの中に寺遊び、神社参りができるのも奈良のいいところなのであります☆)

::

先週今週とまとまったお休みを取って、いったい何をしていたのかと言いますと・・・。
20年分の垢を綺麗さっぱり落としていたのでした。

ホテルという仕事柄、毎日のお掃除は手抜きを一切せずに
綺麗に磨き上げて仕上げているのですが
反面、プライベート空間には「とりあえず、ここへ置かせてもらっておこう」と溜め込んだモノが溢れかえっていて
お恥ずかしい限りで、とても見せられるものではないのであります。
ずっと何とかしなければ、何とかしたいと思いつつ中々整理整頓ができずに20年。
ようやく重い腰を上げて、まとまった時間を作って
夫婦二人でお互いの仕事ぶりを監視(笑)しながら「捨てモード」全開にして捨てる捨てる。
どちらか一方がどうしようか迷い出したら傍から「捨てる!」の命令が。
そうして家具のほとんどを一旦カラにして、簞笥もきれいに磨いてあげて
全ての引き出しの中も整理、一つずつ取り出しては綺麗にしてまた戻します。
結構日にちはかかったけれど、あらゆる物を拭いたり磨いたりしたので
毛細血管のすみずみまで綺麗になった気分で、本当に気持ちいいのです。

整理していて、昔に買った絵や版画や彫刻ももう少し順番に架け替えていこうと思いました。
写真左:ちょうど今の時期にぴったり。宮田渚さんの木版画。
写真右:竹股桂さんの石の彫刻も久しぶりにお目見え。シンプルでいいな。

  

こちらは息子小6の時の作品。ネズミの親子。
こんなモノがふっと引き出しの奥から出てくるのも片付けの楽しみですね。

2010年1月7日木曜日

気になる年賀状*


新しい年も一週間が過ぎようとしています。
実は私、今年は年賀状をまだ書いていないのです。
年末に家人が退院できるかどうかのめどが立たなかったので
心配な気持ちを引きずって新年を寿ぐ賀状を書けなかったのです。

でも、元旦早々にたくさんの年賀状をいただいて
賀状に添えられた心温まるひとこと一言に
やっぱりきちんとお返事しなければ、と そう思いながらも
大晦日、お正月と大変忙しく、その緊張感を乗り切った後は
今度はプツンと糸が切れたように何もする元気が湧かずと
少々へたれておりました。(あ、でももう大丈夫ですよ。)

取り急ぎ、これから年賀状を書こうと思っています。
(いや、これから文章を考えるところで^^)
新春を寿ぐご挨拶が、本当の春を喜ぶお便りになるかもしれませんが
年賀状を送って下さった皆さま
長〜い目、優し〜い心で待ってやって下さいませ。

ふぅ〜。
言い訳を書いたら、これで一仕事終えたような気分。 
今年もこんな調子で過ごしてしまいそうですが
今年は「あんまり頑張りすぎない」をモットーに頑張っていきます。(笑)

トップの画像は大和三山と大神神社の大鳥居。
遠く金剛山葛城山の天空、雲間から降り注ぐ陽射しは神々しいばかり。
三輪山麓狭井神社にお礼参りに行っての帰り
山辺の道の展望台よりの眺めは絶景でした。

2009年12月30日水曜日

2009年をふりかえって*

2009年ももうすぐ暮れようとしています。
年の瀬の慌ただしい時期ですが
今年一年を振り返ってみましたら
やはり「感謝」の一言につきる想いでいっぱいです。

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今年3月に奈良倶楽部は20周年という節目の年を迎え、
開業以来続けていました「一泊二食付き」というスタイルを
「夕食無しの宿 "B&B"」に変更するという大きな決断をしました。

ここ1~2年、奈良の情報発信も大きく広がり
夕食は地元のおいしいお店で食べようと
夕食無しをリクエストされる方も多くなったことが、決断できた一つでもありますが。

夕食の時間に拘束されずに、奈良のあちらこちら、夕暮れ時から夜にかけての奈良と
旅の一日中を、もっと気軽にまるごと楽しんでいただきたいと
そのような奈良旅スタイルの宿として踏み出した私達。

おかげさまで、私自身が「旅のコンシェルジェ」として
より一層きめ細かくお客様に接することができましたこと。
旅の一日のスタートでもある朝食を、食材の質にこだわって
美味しく召し上がっていただくように充分に心配りできましたこと。

「奈良倶楽部」のすべての業務をこなしていく中で
一番占める割合が大きかった”夕食”がなくなって随分気持ちが軽くなり
より仕事愛に燃える(!?)ようになっていること。
20年のキャリアを一旦忘れて
新人のような新鮮な気持ちで21年目を踏み出せたことは大きなできごとでした。

宿に帰ってからゆっくりとお食事を楽しみたい・・・というお客様には
ご希望に添えず、大変申し訳ない気持ちでしたが
すべてが揃っているわけではない、この小さなホテルに興味を持ってくださって
ご宿泊いただきましたお客様方には心から感謝申し上げます。

::

また、少し個人的なことなのですが・・・。


しばらく体調を崩していました相方もようやく年の瀬に帰ってまいりました。
といっても、しばらくはゆっくりペースで充分に養生して
春には元気な姿でお目にかかれるように努めたいと思っています。


・・・それにしても、突然のそして予期しなかった長期に渡る入院。
この一ヶ月半は長かったし、しょうじき辛いこともありました。
そんな中で、何とか希望を失わずに気持ちを前向きに保ってこられたのも
私の周りの人たちがそっと心を寄せて下さって
心から祈り励ましてくださったおかげと深く深く感謝しています。
たくさんの温かいお気持ちをいただきましたこと、本当にどうもありがとうございました。

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多くの方とお話をする機会の中で印象に残った言葉があります。
「病気は人生をチェンジするチャンス」
病を得て、自身の人生を見直すきっかけになった、ならざるを得なかった。
確かにそうですね。
私達ももう少し身の回りを整理してシンプルな暮らしを心がけようと思います。

また「祈りには力がある」・・・という言葉。
多くの方が私達のために祈って下さった時。
きっと祈って下さってると、とても心強く感じ勇気を得ました。
誰かのために祈るというのは、その人に心を寄せるということなんだなぁと
とても温かい気持ちに包まれたのです。そしてまた、私も誰かのために祈ってあげたいと思うのでした。

2009年の年の瀬に
多くの方にご縁をいただいた素晴らしい一年だったと感謝の気持ちでふりかえっています。
皆さま、どうもありがとうございました。

新しい年が皆さまにとって喜びに満ち溢れた素晴らしい一年となりますようお祈り申し上げます。
どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

2009年12月28日月曜日

ハートの内側から

クリスマスイブの日に読んだ素敵なブログの文章が
そのときの自分自身の心を表現していて、ずっと心に残っていました。
ここにご紹介させていただきます。

「ハートの内側から」


辛い時も幸せな時も
自分のプロセスなのだなーと思う。

誰もが皆、いつも一生懸命生きている。

尊い。

こけたり、ひっくり返ったり、
痛い目にあったりしてきたし、
これからもそういう体験を私は選択する時が
あるのかもしれない。

でもそれも私のプロセスだ。

そしてどういう選択をしたとしても
私は私が好きだろう。

私はわかったからだ。

こけたり、ひっくり返ったり、
痛い目にあったりというのも、
本当は幻なんだということが。

私のその選択はそもそも善でもないし、
悪でも無かったのだ。

今までも、これからも。

そこから引き起こされた全てのもろもろも。

ただ自分の望んだ経験が
そこに有るだけ。

いつどんなときも自分を信頼し、
自分の内にある光と共に生きるとき、
ハートの内側から湧き上がる、

愛しい、

ただ、

愛しい、という想い。

自分の魂とハートを通して繋がる時、
溢れ出るのはそれだけだ。

それは自分の領域を超え、
全ての人、全てのことへと
際限なく溢れ、拡がり、つながる。

私を痛めつけた人、
私を踏みにじった人、
私を殺そうとした人にさえ。

そして私は、知る。

全ての出来事の関係性を。
まがうことのないありようを。

怒りもなく、悲しみもなく、非難もない。

ただ、そうなっていくことを。

もう、そうなっていることを。


この関係性には言葉はいらない。
自分の魂と共にあり、
両手にその光を抱く人は
互いに手を取り合い、
目には見えないがひとつ、なのだ。
ハートはつながっている、からだ。



ハートは等しく誰もの中に。


自分と出逢おう。


自分を隠し、自分を騙し続けることはもう止めよう。

この両手に、自分自身の光を抱こう。

2009年12月24日木曜日

「暮らしのエトセトラ vol.5」



発売中の「etcetra 暮らしのエトセトラ vol.5」に載せていただきました。
『あのひとのひきだし』というページです。
インタビューを受けるという形で、色んなことを引き出して下さってます。
奈良倶楽部の始まりだとか。仕事の上でいつも心がけていることとか。

20年前は普通の幼稚園ママで専業主婦だった私が
これほど仕事を通して喜びを感じ、こうして長く続けていくことができたことのあれこれ。
思っていてもうまく書き表すことができかったあれこれを上手にまとめて下さっています。



そして、お隣のページは『奈良のお散歩道』。
ちりんさんが、秘密の藤の園”奥飛火野のぽっかり空間”をご紹介されています。
(藤の咲く頃に書いた奈良倶楽部通信内記事はこちら。また久しぶりに行ってみたくなった。)

そしてそして、その次のページの『奈良の空気につつまれて』というエッセイの中の一文。
来年開催される遷都1300年祭で盛り上がる気運の奈良で
〜都でなくなってから1200年以上、ぼんやりと、しかし、
したたかに生き続けてきた奈良に魅力を感じるのは、私だけではないでしょう。〜という文章。
そうそう、そうです。私も同感。
1300年祭というより、イメージキャラクターが先行して盛り上がってる状況って
私の伝えたい奈良の魅力と違うんだけどなぁと気持ちが入っていかなかったのよね。
都でなくなって1200年以上も経っているんだね奈良。すごいかっこいいよ。
(でも遷都1300年祭に因んで素敵なイベントも多く開催されますので
そういう情報はきちんとお伝えしたいと思います。)

「暮らしのエトセトラ」紹介から、ちょっと脱線してしまいましたが
晴れがましく多くの人で賑わう奈良も誇らしいのですが
ひっそりと静かな時間の流れの中に佇む奈良も魅力的で
私の好きな奈良の美意識もそういうところにあるのです。

2009年9月21日月曜日

巡っていくこと

  

季節が巡っています。
今朝、台所の窓を開けると同時に かぐわしい金木犀の薫りが飛び込んできました。
お隣の銀木犀が早くも咲いたのです。
この匂いを嗅ぐと、とうとう本当に秋が来たんだと思うのです。

同じく今朝、春に綺麗な花を咲かせて楽しませてくれた中庭のハナミズキに
赤い実がついているのを発見!そして来春に咲く花芽がちゃんとついているのも見つけて
季節の巡りが 自然の中で 誰に云われるでなく粛々と循環しているのだと
そして自分自身もそんな大きな自然の中の一つに過ぎないのだとあらためて思っていました。

季節が巡るように流れるようにさらさらと生きていきたいなぁ。
執着しないで。拘らずに。滞らずに・・・。
・・・と言いながら、先日ぎっくり腰をやった時に「気の巡りが悪いですよ」と。
(何でも一日に2リットルはお水を飲んだ方がいいらしいですね、気の巡りには。)


理想的なことを思っていても、現実は目の前に色々なことが溜まっている。
芽が出て、蕾が開いて、花が咲いて、実がなって・・・せめて自然の営みに感動しながら
小さな暮らしを幸せと感じて生きていこう・・・。

::

話が変わって・・・。
先日来よりお伝えしていました「白の行方―韓国の白磁とポジャギ展」が昨日無事終了いたしました。
奈良倶楽部にポジャギのご縁を繋いでくださった韓国の友人が今回は白磁の方で関わりがあり
また韓国へはいつも二個一で訪問していました神戸の友人がこのポジャギ展を主宰していましたので
勝手サポーターとして少しだけお手伝いをさせていただいてました。
大変多くの方々にご来場いただき大盛況だった展覧会に、少しでも関わることができて
とても楽しかったです。
私にできることの一つに「奈良倶楽部通信」での発信があり
今回この「ブログを見て来ました」という方も何人かいらっしゃって
たいへん有り難いことと嬉しく思っています。
ご来場いただきました皆様。作品展出品者の皆様やギャラリースタッフの皆様。
そしてご自分のブログでも発信していただき、より強力な相乗効果を高めていただいた皆様。
どうもありがとうございました!

::

複数のブログで発信することによる相乗効果はすごいと、今回あらためて実感しました。
「奈良の素敵」を発信することも奈良ブロガーの方々の力の相乗効果で
これから益々盛り上がっていくことでしょうね。きっと☆

2009年8月13日木曜日

脱力系記事

新聞の片隅に載っていた「大文字」の送り火が「犬」文字になるという話→
想像するたびに、むふふと何故だかニヤけてしまう。

夜空に浮かぶ、大きな「犬」文字。
犬と並んでそれを眺める見物の人。

犬とかネコとかの写真を見たりするだけでほっこりする体質の私は
この記事に素直に反応して、身体中が弛緩してふにゃけた気持ちになってます。

ハイシーズンに入って、少し神経を張りつめて集中していたのでしたが
ちょうどいい按配にほぐれていきました。脱力も大事ですね。

::

いつも使っているPCの調子が悪くて、
奈良倶楽部の図書室に置いているPCで書き込みをしています。
お昼の休憩時間につかの間の書き込み。ちょっとした気分転換をしています。
あまり奈良とは関係のない話題でしたが、こういう日もありということで・・・。

2009年7月18日土曜日

描けた☆

忙しくなる前にと、ようやく先週に描き終えた油絵。
近代美術協会展(8/20~8/30 於:東京都美術館)今年の出品作はこれです。

 「DANCING EVERYWHERE」

::

おまけの画像 制作途中はこんな感じでした。
  

作品を描きだした1月頃は、イスラエルのガザ攻撃が激しく
ニュースで接して感じた、やるせない怒りを何とか表現したいと思ったのが核になっていて。
ふりそそぐ砲弾や、護られているべき場、囲まれた中と外、違う価値観・・・
そういうものを表したいと思いつつ、筆をすすめていたのでしたが。
制作に集中できる冬のオフシーズンが過ぎ、春の観光シーズンは仕事に専念するため
一旦、制作はお休みするのですが、その間に、自分を取り巻く環境に
(時々ここに出てくるけれど、突然の義母との介護同居という)多大な変化があり
LOVE&PEACEもいいけれど、自分の足元はどうよ・・・と、これまたひどく内省的に。

自分の心情や想いって漠然としたイメージで感じるものがあっても
それを何か形に表現するというのは、本当によほど、
言葉に置き換えられるほどの確かなものを持ってないとだめですね。

結局、たった一人への奉仕もできずに、世界平和を叫ぶ資格なんてないだろうと
自虐的になりながらも、どこか楽天的に物事を考えている自分もいて。

表題の「DANCING EVERYWHERE」は世界中でダンスするMattさんから
前向きな気持ちをいつももらっているから☆
でも大きなLOVEは小さなLOVEの積み重ねやんね。足元コツコツ大事にします。

2009年7月11日土曜日

小さなお菓子

ちょっとした甘いものを 少しずつ**ここ最近の ささやかなお楽しみ。

    

母の日のマカロン☆ パパブブレの手作り飴☆ 六花亭のボンボン☆ 緑寿庵清水の金平糖☆

2009年5月20日水曜日

くるみの木 25周年おめでとう!

先日お伝えしました「くるみの木 25年分のしあわせな出会い展」に
行ってきました。
         

「くるみの木」が奈良に生まれて25年。その25年の間に出会った
約100名の作家さん達による、ただひとつの作品が勢揃いした
25年分のしあわせな出会い展」が大阪梅田阪急百貨店にて開催の初日。



今回、私もこの企画展にお声をかけていただき
小さな油彩画を出品しているのですが・・・・。

「くるみの木」と出会った頃、はるか昔を懐かしく思い出しながら
「おめでとうー!」という想いを込めて描いたのですが、何しろ、
絵画制作の方はあくまで趣味の範疇。名だたる作家さんの中で
ひょっとして自分の作品が浮いていないかと少々心配でもありました。
でも色んな想いをエッセンスとしてぎゅっと閉じ込めて描いたので
その場で作品が「おめでとう」ってちゃんと発してました。よかった。

『くるみの木 小さな窓から』

こちらは友人の出品作
彼女を中心に、今秋 くるみの木「秋篠の森」にて
ポジャギと白磁の作品展開催の予定です。お楽しみにね♪

こちらは友人tsuguさんの作品。

おにぎりを配達に来られた飛鳥さんや、友人知人とも出会って
自分の作品もまあまあちゃんと頑張ってたし、ちょっとホッと。

私にとっては、いつまでも大先輩。ゆっこさんと出会ったしあわせを
あらためて感謝したひととき。たくさんの出来事いっぱいありがとうね!

::

そうそう、これを書いていて思い出した一こま。
ちょうど10年前に私が初めての個展をした時。
その会場がゆっこさんの自宅近くだったということもあるのですが
おやつやお昼の差し入れなど何か美味しいものを
会期中毎日かかさず届けて下さったことがありました。
あれほど嬉しかったことはなかったなぁ。
今回お声をかけていただいた折に、「私でいいの?」と
思わず言ってしまったのですが
「何言ってるの。ずっと頑張ってきたじゃない。」と
細々とですが継続してきたことを見て誘って下さったのでした。
もっとずっとこれからも自分の道を進んでいくことに
そっと背中を押してもらったようでした。

小さなホテル奈良倶楽部

2009年5月16日土曜日

自分時間

中々思うように作れないものです。

にっちもさっちもいかないシガラミの中で
僅かな自分時間を作って楽しんではいるのですが・・・。

ある時は、気晴らしに美味しいお食事処に連れていってもらい
その帰りに、私の行きつけのカフェにお連れしたり♪
(この日はカメラを持ち歩かず、お食事処の詳細はこちらの日記に)

またある時は、展示替えの『方円彩糸花網』(国宝)を見るために
奈良国立博物館へ。(初日に鑑賞した記事はこちらに)

そして今日の夕方は、開演前直前に席が空いたからと
急な連絡を受けて、こちらのコンサートに急いだり。

貴重な貴重な自分のための時間。
この時間をつくるためにその前後を調整したり無理したり。
きっと同じ想いでこうして自分の時間を確保している人も多いだろうなぁと
そんなことを思いながらのここ数日でした☆

::



相変わらず、本文ともタイトルとも関係ないのですが
写真は、我が家の裏庭の石榴の花。
今年はやっぱり開花時期がどの花も早いです。
5月の中頃に石榴の花のオレンジ色を見かけるなんて!

小さなホテル奈良倶楽部

2009年5月9日土曜日

薔薇の花*かぐわしい香り


  
    

小さい頃の誕生日の夕餉で、毎年 父が呟く。
「おまえが生まれた日に、あの真っ赤な薔薇が一輪咲いていたのが
忘れられへんなぁ。」と庭の薔薇の木を指差して。

お嫁に行ってからお庭のない家に住んで、その若い頃は
誕生日に薔薇の花を買う余裕もなく過ごしてきたし。

花々をふんだんに買えるような仕事についてからは
薔薇の花はイマイチ当たり前すぎて面白くないから
めったに買うリストに入れなかったし。

子供心に刷りこまれた「誕生日に咲いた花」というひとこと。
かぐわしい薔薇の芳香とともに蘇る小さい頃の記憶の数々。

風薫る五月、新緑の美しい五月。五月のイメージにもう一つ。
咲き誇る薔薇の花の香りも追加しよう☆

顔を近づけ思いっ切り深呼吸して薔薇の匂いを全部吸い込んだ今日。
ああ、幸せ!

お知らせ++
「くるみの木 25年分の幸せな出会い展」に出品させていただきます。
詳しくは5/7の日記をご覧下さい♪



小さなホテル奈良倶楽部