2010年4月16日金曜日

青紅葉とわらび餅*

雨の日の奈良公園**
もみじの新緑が目に鮮やかで芽吹きの木々には慈雨なのかもしれません。







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上の写真の水谷茶屋の道路をはさんで向かい側。
「茶亭ゆうすい」のわらび餅は、くるみの木の石村由起子さんのお奨めで
近頃、奈良本のあちらこちらに掲載されています。
 

こちらのわらび餅は注文してから作られるので、柔らかくて喉ごしもよくとても美味しいのです。
練りたてのわらび餅は熱いので、氷水が入った器で出されます。
お玉で水気を切ってきな粉をつけていただきます。
ちょっと見た目は団体客専用なお店の構えですが
ご家族でお店を切り盛りされているので、個人で入っても
本当にあたたかなおもてなし、気配りのある接客で居心地がよかったですよ。

「茶亭ゆうすい」

奈良市春日野町158-1
tel:0742-22-4744
営業時間:11:00~17:00
定休日:木曜日

2010年4月15日木曜日

人形浄瑠璃「妹背山婦女庭訓」



今日の話題は初めてですが、文楽についてです。
今、大阪の国立文楽劇場では、平城遷都1300年記念ということで奈良が舞台の
「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」が演じられています。
先日のこと。文楽に造詣の深い友人が、この公演を観劇後、奈良倶楽部にご宿泊して下さいました。

その友人の興奮冷めやらぬ話によると
「妹山背山の段」での、竹本住大夫さん、竹本綱大夫さんのお二人の人間国宝の掛け合いが
本当に素晴らしくて、涙がぼろぼろこぼれて感動的だったと・・・。

ふ〜む。私は古典芸能にはあまり詳しくなくて
文楽は鑑賞したことがなく、よくわからなかったのですが
「感極まってぽろぽろ涙」という体験は是非してみたい。
観たことがなくても理解できるの?と尋ねれば
イヤホンガイドもあるし、買ってきたパンフレットを貸してあげるから、と。

そのパンフレットを読んでみれば、これはストーリーも面白そうだし
ここに書かれている山川静夫さんや赤川次郎さんの
吉田蓑助さんへの寄稿文も非常に興味を覚える内容だし。
人形遣い、浄瑠璃、三味線と5人もの人間国宝が次々と登場する妹山背山の段。
理性的な友人がぼろぼろ涙ぐむのだから・・・ちょっと行ってみようかなぁ。
迷っているところに「絶対行くべし!」の厳命が下って
時間をやりくりして出かけてみました。

や、確かに。
二人の大夫の掛け合いは重厚濃厚なすごい芸だったし
若い大夫さんもこれまたとてもよかったし。
文楽初鑑賞でしたが、やはりぐっとくるものがありました。

できるならもう一度、この段だけでも観に行って
その時は、もうイヤホンガイドなしに大夫さんの声に集中したいし
もう少しいい席を取って人形の動きや表情ももっとしっかりと楽しみたいものです。
強引に誘ってくれた友人に感謝。ありがとう。

人形浄瑠璃「妹背山婦女庭訓」

国立文楽劇場にて4/25まで。

2010年4月14日水曜日

丹生川上神社中社と夢淵

さて、吉野をお昼前に出て、東吉野村方面へ40~50分程 車を走らせますと丹生川上神社中社に着きます。
今回吉野方面へ出かけた最終目的地は「奈良旅手帖ブログ」に書かれていた温泉だったのですが
このブログを読んで、丹生川上神社中社の「気」がすごくいいように思えましたので
途中、立ち寄ることに・・・。軽い気持ちで、到着して何だかびっくり。

 

車から降りた途端、二人して「あ〜気持ちいい〜」と伸びをしてしまった。
何故だかすごく気持ちのいいところ。清らかな気がします。
  


 

 

 
たまたま神社にいらした神官の方に「夢淵」や「東の滝」をご案内していただきました。

御祭神「罔象女神(みづはのめのかみ)」は、水一切を司る神様で
水利の神として、又は雨の神として信仰され、旱続きには降雨を、長雨の時には止雨を祈るなど
事あるごとに水神のご加護を祈ってこられた神社なんだそうで。
本当に、「水清らかなる」という形容詞がぴったりの神社です。

丹生川(にゅうがわ)木津川(こづかわ)四郷川の3本の川が合流するところが「夢淵」です。
 

神武天皇が大和を平定する時、お酒の入った瓶を「夢淵」に沈め、翌朝
酔魚が浮流すれば勝利をしたという瑞徴であると占われた所だそうです。
勿論、翌朝には大量の鮎が浮かんでいたそうで
この故事に則り、大正昭和の御即位に際しては
紫宸殿南庭の萬歳旙上部に厳瓮と魚の浮出を繍飾してその瑞兆を記念されたそうです。

 
四郷川を川向こうに渡ると、「東吉野村キャンプ場」があって、そちらでしばしランチタイム♪
夫のお手製弁当をいただきました。
だ〜れもいない所でウグイスの声を聞きながらのんびり。
振り返ってみれば、今日一日の中で一番気持ちいいところでした。
丹生川上神社にはこの「中社」の他に「上社」「下社」もあるので
いつかゆっくり訪ねてみようと思います。

この後、一路南へまた1時間程・・・。せっかく訪ねたところは本日休業でした。が〜ん><;
  

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目的地に振られた私達は、その後、いつものお気に入りの「大宇陀温泉あきののゆ」へ。ようやく人心地ついて

  
奈良へ帰って「志津香の釜飯」を晩ご飯にいただき、本日の行程終了。走行距離は170kmくらいでした。ご苦労様でした。

吉野山の桜



丸一日のお休みを取ったので、朝早く出発して吉野山まで行ってきました。

数年前に吉野へ行ったときは、4月も下旬になってからの、桜もほぼ終わりかけの時期でした。
それでも中千本から上千本にかけて、山を歩くと上から桜吹雪が舞い落ち、下からも舞い上がりと
それはそれでうっとりするくらい満足していたのですが
今回はまだ上千本から奥千本あたりは散り始めていないらしいので
思い切って車で、朝早く・・と言っても、7時に家を出て8時過ぎに山頂の金峯神社まで直行しました。
この時間帯で何とか駐車スペースを確保できるくらいの着いてみたら、かなりの人出にまずは驚きです。

金峯神社から西行庵までは歩きですが、途中かなり険しい道が続きます。覚悟して歩かないとちょっときつい・・。

奥千本の眺め。西行庵から見て。(上の写真↑)
シロヤマザクラなど桜も古木でとても大きいのです。(下の写真右↓)


上千本高城山展望台からの眺め。ずうっと遠望できて気持ちいい〜。


中千本の途中から見たところ。(↓)散り始めていたけれど山全体はうっすら桜色で綺麗。


下まで車で下りてきたのが10時半頃。
この頃には山頂行きの車は数珠つなぎ状態、山歩きの人も途切れないくらいの人混みで
車で通行するのも申し訳ないくらい。自分達が車で行っておいて言うのもなんですが
平日も通行規制した方がいいかもしれません・・・。
車で行く場合はもっともっと早朝に山へ入るくらいにしないといけないですね。
結局あまりの混雑ぶりに金峯山寺に寄るのもあきらめ、次なる目的地に向かいます。

下の写真は山から下りて山頂の方を車のフロントガラス越しに撮ったもの。


さて、次なる目的地の前にちょっと立ち寄ったところは
「やき餅こばし」♪
勿論前日に電話予約を入れておきました。

宮滝にも立寄り・・ 

この後は丹生川上神社へと向かいます。(・・・続く)

2010年4月13日火曜日

「三岸節子展」へ*



今日は久しぶりに奈良県外へ出て美術鑑賞を楽しみました。
三岸節子さんは好きな画家の一人。
1995年の季刊「銀花」103号も三岸さんが特集されたので持っているのですが。

そこに書いてあった三岸さんの文章。
毎日デッサンをすること。デッサンは絵画の発見の端緒である。
絵が描けなくなった時、デッサンは絵画を教える。生活に退屈した時デッサンは緊張を与える。
常住座臥デッサンを怠ってはいけない。デッサンはものの形を模することではなく、
自然の形をひきだし記憶する手段である。形態の発見である。

デッサンはものの形を模することではなく、自然の形をひきだし記憶する手段である・・・
う〜んん、なるほど。

今回の作品展でも、作品の横に作家の言葉が記されているものが何点かあり
どれもが含蓄のある言葉で、心の底に沁み入るのです。
また、20代から渡仏する前年の62歳までを壮年期としてひとくくりにしてあったのが
個人的には壮年期がまだまだ62歳までいけるんだ、と微笑ましくもあったり急に勇気凛々したり。

制作年を西暦ではなく作家の年齢で表示してあったのもわかりやすく
60歳代以降の作品群に感じられるとんでもなく力強いパワーに
一緒に美術鑑賞を楽しんだ友人達や夫もそれぞれ全員が力強いメッセージをもらったようで
みんなで感想を語り合えるのもまた楽し、でした。
(友人の一人のブログはこちら。)

私は三岸さんの80歳代の作品がどれも好き。

特に「エッフェル塔」を描いたもの。マチエールは白のジェッソのみ。
塗られている油絵の具はほとんどそのまま生で使用されているような気がするのですが
とんでもないスケール感とシンプルな美しさ。単純な色彩構成の癖に奥深い。
こんな風に簡単に描ければどれほどいいかと思って観ていたら

もう何年もエッフェル塔を見ていて、どうやって描いたらいいものかと思案し続けていたある日
夕立の後に虹が出て街が金色に輝いたその瞬間にエッフェル塔とパリの街を
ようやく自分流に描けると閃いたそうで。
家の窓から見えるエッフェル塔を描くに値するこのような一瞬を、ただひたすら待っていて捉えたというのがやっぱりすごいと思うのです。
会場を出てから販売してあったデッサン帳を何気に見ていたら
エッフェル塔もすごいデッサンをされていたのでした。
美術鑑賞だけでなく生き方のスタイルまで色々考えてしまった作品展でした。

『三岸節子展』
4/19まで大阪高島屋にて。詳細はこちらに。

2010年4月12日月曜日

そぼ降る雨に萌える新緑*

江戸時代に大仏さまを再興された公慶上人がお祀りされている公慶堂が
今日は特別開扉される日でした。
今年初めて、4/12と10/5の年2回だけ特別に開扉されるので
普段大仏さまの恩恵の元でお商売させていただいている”大仏商法”な奈良倶楽部としては
何としてもお参りさせていただかねばと、雨の中を出かけたのですが。

さて、そんな人の世の利益とは関係なく
大仏殿がよく見える御影堂の中で静かに合掌されているそのお姿は
意志強くそれでいて慈愛に満ちたお人柄が感じられて
上人坐像の周りに漂う静謐な空気は、その場にお参りされている人々を静かに包み込んで
何とも言えない雰囲気が感じられました。

大仏池の周りの銀杏の新緑が美しく
一昨日はまだこれほどではなかったので、あっという間に芽吹いたのですね。






春休みに入ったと同時に桜が咲き始めてちょうど3週間。
今年の桜は長い間 咲き続けてくれましたので
奈良へも多くのお客さまがお越しになって、その間 お休み無しで営業してきました。
明日は久しぶりに取った休日で、今から心待ち遠しいのですが
身体の方が今日は先にダウンしてしまい、お昼の休憩時間は本気で爆睡でした。
ちょうどその時間帯に訪ねて来て下さった方がいらっしゃったようで
お会い出来ずに申し訳ございませんでした・・・。(雨の中、ありがとうございました。)

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鹿も雨宿り☆・・・というか、濡れない所でムシャムシャお食事中。


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勧進所の「瓊花(けいか)」も小さな花芽がいっぱい。