2009年8月31日月曜日

気分を変える*

奈良倶楽部のラウンジスペース。
古くなったソファを、新しくオーダーするのに合わせて
このスペースのインテリアをイメージチェンジしてみようと思ってます。


今日は家具のお店の方と打ち合わせ。
正倉院展の頃には、新しいインテリアでお披露目できそうです。
楽しみ♪楽しみ♪

1989年創立の奈良倶楽部。
2009年の今年、20周年を無事迎えることができました。

以前の私達なら、20周年に合わせて完璧にすべてを一新していたかもしれません。
でも近頃の私達は、別にそういう周期に合わさなくとも出来るときに出来る範囲でかえていければいい・・・という考え。
ゆっくりと少しずつですが、たえず前を向いて、新しい気持ちで臨んでいきたいと思っています。

2009年8月30日日曜日

東京へ

奈良倶楽部の夏休み最終日は、趣味の油彩画を出品している「近代美術協会展」へ。
上野の東京都美術館まで見に行ってきました。
  

描いている時はそれで精一杯で、もうこれ以上は描けないと思って出品しているのですが
会場で対面したら、もっとああすればよかったとか、また向上心が湧いてきます。
自己満足ではだめですね。もっと精進しなければと反省しながらも
次はこんな絵を描きたい、こういう表現をしたいと、創造のエネルギーも貰ってきました。
(++ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました++)

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毎年 夏の終わりには、この展覧会だけでなく数日滞在して美術館巡りを楽しんでいるのですが
今年は諸事情が重なって、日帰りでどうにか会期最終日に滑り込めたというような
慌ただしい東京スティでした。

この日の夜に奈良で別の用事もあったので、朝早く出発して開館時間には美術館着。
新幹線の中からメールで呼び出した娘とブランチをして
行きたかった立寄スポットも2軒のぞいて
夕方に奈良へ帰って、氷室神社でライブと、その後の打ち上げ宴会にも参加。

韓国から帰国してから決めた、この日のスケジュールはかなりのハードスケジュールで
我ながらようやるよなぁ・・・と苦笑い。
遊ぶことになると段取りよくメ一杯動き回って
休日にちっとも休息ができないという性格ですものね。

でもまぁ、お盆過ぎまでの仕事多忙期間中は
猛暑に身体を疲れさせてはいけないとどこへも出かけず
ただひたすら体力温存に努めていた毎日だったので
こうして鉄砲玉のごとくいろんな所に出かけられたのが、夏のいい〆になりました。

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行きたかった立寄りスポットは「ヒナタノオト」と「コンランショップ」。
  
「ヒナタノオト」さんのブログ内記事 ”猫帖” が、ちょっとした癒しになっている私。
店主の稲垣早苗さんの著書「北欧の和み デンマークの扉をあけて」に
旅心くすぐられたり。文章の上手さに脱帽したり。好きなお店のひとつであります。

「コンランショップ」では、3年越しに迷っていたお皿を発注してきました。
入荷は年末頃という、まだ先の話ですが、wedgwoodとCONRANがコラボでつくった白いお皿は、
3年の間に探してみた どのお皿よりも、自分自身にストンと納得の形でした。
(++奈良倶楽部の朝食用のお皿になります。楽しみです♪++)

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夜は氷室神社にて下田逸朗さんのライブ。(←夫がファンなのです。)
ここでようやく5日ぶりに夫と対面。
(夫も犬を連れて私が帰国する直前に旅に出ていたのでした。)

神々や仏さまに唄や舞踏を奉納するライブ、というものに初めて参加しましたが
神聖なる場の空気が放つ独特の気配は中々凄いものだと
私の心はかなり遠い時代まで空想の翼に乗って心地よく飛んでいってました。
(・・・東京までの車中、阿倍仲麻呂の時代を描いた「翔べ麒麟」を読んでいたものですから
奈良に都があった時代の王朝人の宴が、目の前で繰り広げられているような気分に包まれて・・・)

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深夜に帰宅して久しぶりに犬とも対面。無心な寝顔を見ていると
普段の何気ない普通の生活の大切さがとても大事に思ってくるのでした。

2009年8月29日土曜日

一箱古本市「大門玉手箱」

  

本日、古本市に初参加してきました。
お立ち寄りいただいた智林堂さんが早速レポして下さってますので、イベントの様子はこちらをご覧下さいね。

もういい年齢ながらも、こういうイベントに初めて参加する理由は
会場の「大門市場」の存在をより多くの方々に知ってほしいと思ったからなのですが。

大門市場の中は思ってた以上に居心地よかったです☆
会場全体に大門市場らしい緩やかな空気が流れ、出店者の方々とも
ゆるゆるとした時間の中でとっても楽しく過ごすことができました。
心地よい疲労感とともに、帰宅してから出てくる言葉は「あ〜楽しかったなぁ!」
出店者の誰もが継続してここで何かをしていければ、と思ったよう。

市場のお店からもお茶やら「めんたいこウィンナー」の差し入れがあったり。
これがまた旨いんだなぁ!
ビールのおつまみに最高ちゃうんかな。
私達のお昼も相方さん特製のおにぎりと、天ぷら屋さんの揚げたて天ぷらで♪


明日(8/30)も、もう一日開催していますのでお時間のある方是非お越しくださいね!
(店じまいの時間は15:00頃のようですのでお早いめにお越しください。)

2009年8月27日木曜日

久しぶりの韓国*食べた・行った・見た・買った

ポジャギや李朝工芸の美しさに魅せられて
暫くの間、足繁く韓国に通っていた時期もあったのですが。
ここ最近は本当にご無沙汰していました。久しぶりの韓国ソウルへの旅。

「韓国に行ってきたよ」と言うと、必ず聞かれるのは「美味しいもの、いっぱい食べた?」
はい!たっぷりいただいてきましたよ。

韓国や日本でも活躍の韓国料理研究家の方のお料理をごちそうになったり。
  
  
(↑ 写真はたくさんいただいた韓国料理のほんの一部です。)

朝早くから東大門市場でカボチャのお粥を食べたり。屋台を冷やかしたり。
  

新鮮な旬の野菜で包んで食べる「サムパップ」の専門店でごちそうにもなりました。
  

あ、韓国伝統茶でお茶したり、見ているだけでも楽しくなるお餅やかき氷も食べましたよ。
  

そして、素敵なお宅を訪ねたり。 

韓国明知大学の鄭淵澤教授と、韓国陶芸の若き担い手たちがつくる現代白磁の工房「1260#」へも行ってきました。


限られた時間の中で、ぶらっと立ち寄れた所が「木人博物館」
繁華街からちょっと横丁に入ったところにある個人美術館です。
(「木人(モギン)」についての説明はクリックすると写真が拡大されますので ↓)
  
  

タイトル「食べた・行った・見た・買った」の「買った」
今回のお気に入りの一つはオンギの土鍋。
これからのシーズンに大活躍してくれそうですね。

長い間 使わなかったためにすっかり錆び付いてしまった「韓国語」
あれだけ一生懸命勉強していたのにこの有様って!・・・と少々へこんでいたのですが
旅も3日目になると思い出し思い出しちょっとずつ言葉が口に乗ってくるものですね。
今回の旅を機会に、もう一度勉強してみようかな。

2009年8月24日月曜日

明日から・・・


+8月25日より30日まで奈良倶楽部は夏休みをいただいています。+


   期間中のご予約メールやお問い合わせなどに    
   お返事がすぐにできず、ご迷惑をおかけしますが
   
   どうぞよろしくお願い申し上げます。


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明日から、私は久しぶりの韓国です。
今回の旅の目的は、こちらの作品展を少しお手伝いさせていただいていることから。

奈良倶楽部とポジャギが出会うきっかけは、この作品展を主宰する友人の中野啓子さんのおかげと
HP内のポジャギのページにも書いていますが
ポジャギの魅力を発信するだけでなく、彼女自身も素敵なポジャギを縫ってらっしゃいます。

奈良倶楽部のポジャギをご覧いただいたお客さまならおわかりでしょうが
私達二人のコレクションも彼女自身がつくるポジャギも「白」が基調。

今回「秋篠の森 月草」での作品展も李朝の美意識「白」をテーマに
韓国陶芸界の若き担い手達がつくる現代の白磁とのコラボレーションで臨みます。

今からわくわくの作品展。
韓国での楽しい出会いも合わせて、帰国後に詳しくご紹介させていただこうと思っていますが
作品展期間中にポジャギのワークショップや、京都の李朝喫茶「李青」さんのランチやカフェも
楽しんでいただけるようになっています。
ポジャギ好きの皆さま*どうぞお楽しみに!

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『白の行方- 韓国の白磁とポジャギ展

 (写真は「くるみの木」HPより)

*9/12(sat)~9/20(sun) 会期中9/15・9/16はお休み
*秋篠の森 月草にて
*ワークショップや李青ビビンバランチは予約制。
 (詳しくは「くるみの木」のHPをご覧ください。)

2009年8月23日日曜日

一箱古本市「大門玉手箱」の会場は

先日お知らせしました、一箱古本市「大門玉手箱」が開催されます会場の
「大門市場」を今日はご紹介いたします☆


「大門玉手箱」主催者の一人、りんさんがブログに書いて下さった文章を以下引用。
【市場建設の発端】 今小路町内会で市場が欲しいと提案があった。 もともとあった家屋(借家7軒)を曳家して土地を確保。 大阪の市場を見学などして建設に着手。 昭和35年7月に完成。 県に申請して「公設大門市場」として営業開始。 開業当時は35店舗で、1店舗標準間口は一間半ずつを所有していた。 東側前面(バス通りに面している方)は木造であとの部分は軽量鉄骨造。 【現状】 大門市場開業当時、市場という形態が流行しはじめ、奈良市内に約20か所の市場が建設された。 現在も市場が残っているのは「大門」「椿井」のみ。 ただし、市場本来のシステムを色濃く維持しているのは「大門」。 とはいえ、現在、市場内で営業している店舗は約12。 …上記は奈良女子大「大門市場活性化プロジェクト」でオーナーから聞き取り調査をされた内容に若干の補足を加えたものです。 (2005年5月24日ヒアリング) きたまちのまちづくり関連の資料集の中にあったので、引用させていただきました。 「だいもん」ではなく「おおもん」なんですね。 国宝転害門のことを近くに住む人たちは、ざくっと「おおもん」と言っていたそうです。 (とはいえ、実際にそう言っている人をまだ知らないのですが…)

創設当時35店舗あったのが12店舗に・・・となっていますが
今年になって空き店舗が増え、今は8店舗になっています。

国宝・転害門(てがいもん)を大門(おおもん)と言うとは知りませんでしたが
かつては賑わい、由緒ある市場だったことが伝わってきます。

実際、数年前までは 八百屋、豆腐屋、魚屋、寿司屋、お惣菜屋、小間物屋、服屋があり
肉屋、かしわ(鶏肉)屋、花屋、薬屋、天ぷら屋と何でもここで用が足りていたのでした。

参加者の自己紹介
の中に書いたように
こういうイベントというものに、ほとんど参加したことがなかった私が
めずらしく参加表明したのは、会場が大門市場だったことが大きな理由なのです。
この地域に住んで20年。大門市場がどんどん衰退していく様子を目にしているので
何かこういうことで少しでも人が集まってくれればいいな・・・と思ったのでした。

トップの画像は転害門の方から見た正面入り口。
こちらは駐車場からの南入り口→ 
こちらから入ったところは空き店舗が多く
ここが古本市の会場になるところです。

空き店舗を使って、毎月何か催しも開かれているようですが・・・。
今日は奈良大学落語研究会の学生さんが落語を披露されていました。
(でもお客さんはとても少なかったです・・・。)
  

では市場の中のお店をご紹介しましょう。
  
写真左:和牛と国産豚肉の専門店「松本精肉店」とは、もう20年来のお付き合い。
朝食のハムやウィンナーはこちらから配達してもらってます。
そのウィンナーはお客様にとっても評判がいいのですぞ♪
(配達の折に時々おまけでいただく手作りハンバーグもおいしいよ。)
写真中:通路の右が鶏肉専門店「鳥良」。かしわ(関西では鶏肉をかしわと言う)がおいしいと有名。
通路の左側が揚げたて天ぷらのお店「須山商店」。お惣菜も色々揃っていますよ。
写真右:いつも賑やかな薬屋さん「大門ドラッグ」

入店している店舗は少ないけれど、みんな和気藹々。
お客さんのほとんどが高齢化して少なくなっているけれど、人情味溢れる市場なのです。


では、次に大門市場周辺のご案内をします。

大門市場の3カ所の入り口のひとつ、北口を出たところには
あのレインボーラムネも売っている「萬林堂」があり。

  
駐車場の方には「ごはん芽屋」や「らんる」などランチにおいしいお店もあり。

そして国宝転害門の向こうには正倉院や大仏池があります。
←大仏池で水浴びする鹿が見られるかも。


散策やお茶したり・・・と、どうぞ皆さま!
29、30日は大門市場へお越し下さいね!!!
(私は29日のみの参加ですが・・・)

一箱古本市「大門玉手箱」

開催日:8月29日(土)30日(日)10:00~17:00(30日は少し早仕舞い)
会場:転害門前の大門市場内 
   大門市場の場所はこちら