2008年5月30日金曜日

6月の歳時記



6月のお出かけ情報**

この時期に奈良で見られる伝統行事や花便りなどを・・・。

<<伝統行事*秘仏公開>>

法華寺「国宝十一面観音像特別開扉(夏)」
  6/5(木)~6/8(日)9:00~17:00
  
  光明皇后発願により日本総国分尼寺として創建されたお寺。
  こちらの十一面観音像は、菩薩のごとく慈悲深かった光明皇后を
  彫り上げたと伝えられる平安初期の仏像です。
  
  拝観料:大人700円 中学生500円 小学生300円(予定)
  問合せ:0742-33-2261



秋篠寺「大元帥明王像特別開扉」
  6/6(金) 9:30~16:30
 
  奈良時代最後の天皇である光仁天皇の勅願により開かれ、
  真言密教の場として隆盛を極めたお寺。 
  大元帥明王が出現されたという伝説があり、
  一年に1日だけ秘仏大元帥明王像が特別開扉されます。
  
  拝観料:500円(中学生以下の拝観不可)
  問合せ:0742-45-4600

唐招提寺「開山忌 鑑真大和上坐像・御影堂障壁画 特別開扉」
  5/31(土)~6/8(日)9:00~16:00
  
  国宝・鑑真和上坐像と東山魁夷画伯奉納の障壁画が特別拝観できる。
  御影堂特別拝観料:大人500円/中高生300円(通常拝観料別途必要)
  
  唐招提寺の国宝三尊(盧舎那仏坐像・千手観音立像・薬師如来立像)も
  期間中(5/31~6/8)に仏像修理所で一般公開されています。
  問合せ:0742-33-7900

◇弘仁寺「黄金(こがね)ちまき会式」
  6/13(金)9:00~17:00
  
  黄金色の紐で結んだ厄除けのちまきをご本尊・虚空蔵菩薩に供え、
  五穀豊穣を祈願する。
  ちまきには家内安全無病息災の功徳があるといわれています。
  場所:奈良市虚空蔵町(バス「高樋町」下車、徒歩5分 )
  拝観料:当日は拝観無料
  問合せ:0742-62-9303

當麻寺「中将姫髪供養会・諸願祈祷祭」
  6/16(月)14:00~
  
  髪供養は、天平宝字7年6月15日に剃髪した中将法如が 
  翌日16日その髪をもって阿弥陀三尊の梵字を刺繍(霊宝館に収蔵)して
  阿弥陀如来への感謝を表現したという故事に基づき、
  髪に感謝を込めて供養し、諸願成就を願う祈願祭です。
  参拝者は自身の頭髪を少し切り半紙に包んで持参すれば、
  2時より行われる法会にて供養され髪塚に収められます。
  (当日お寺で切ることも可能)
  問合せ:0745-48-2001

率川神社「三枝祭(さいくさまつり)-ゆり祭-」
  6/16(月),6/17(火)

  率川神社は大神神社の摂社で平城遷都以前からある
  奈良市最古の神社です。
  三枝祭は飛鳥時代から伝わる日本最古の祭の一つ。
  文武天皇の時代の「大宝令」にも国家の祭として定められている。

  6/16 11:09に大神神社で祈願を受けた「ささゆり」がJR奈良駅到着。
     神職たちが列を整え、三条通りを率川神社へ向かい
     12:00~ささゆり奉献祭が行われる。

  6/17 10:30~神事 13:30~七媛女・稚児行列
     清楚な百合が、神楽を舞う巫女や奉仕の乙女達を飾るという
     百合づくしの古式ゆかしい神事です。
     お供えの百合の花は、疫病除けとして参拝者に授けられます。

  問合せ:0742-22-0832

大安寺「竹供養」と「ガン封じの祈祷法要」
  6/23(月)8:00~16:00

  古来中国ではこの日に竹を植えるとよく育つと云われる故事に倣って
  青竹の供養奉納が行われる。
  当日はガン封じに薬効があるといわれる笹酒が振舞われる。
  拝観料:500円(笹酒含)
  問合せ:0742-61-6312


<<花便り>>

6月の花といえば何といっても紫陽花!
奈良の紫陽花寺といえば「矢田寺」が有名ですが、
奈良倶楽部の近所では般若寺や、当尾の里の岩船寺も
ちょっと鄙びていていいですよ。

また般若寺では早咲きのコスモスも咲いていて紫陽花との競演も!

   

小さなホテル奈良倶楽部

2008年5月29日木曜日

6月のお得情報!

6月***と聞くだけで『梅雨入り』というイメージがありますが
6月初旬の頃は奈良観光のベストシーズンなんですよ!本当は☆

ご存知でした?




奈良といえば、春の桜にはじまる花と新緑、そして秋の紅葉を求めてと
春秋が一番いい季節のように思われているようですが・・・。

実際、伝統行事やお寺の特別開扉も春と秋に多く行われていますし、
真夏の蒸し暑い時期や真冬の底冷えの厳しい時期の奈良公園には
本当に人っ子一人いないというか・・・鹿の方が多いくらいで、

反対に観光シーズンの奈良ときたら、それはそれはすごい人・人!
人口密度が一気にアップいたします。

そうですよね・・・誰しもいい季節に旅したいものです。

でもあまりの人の多さに
のんび~り・ゆっく~りとした奈良らしさを味わうことなく
人の波にへとへとに疲れて並んで閉口してなんていう
旅の思い出になっては奈良人としては申し訳ないのです。

人が少なく(これが大事!)ゆっくり観光でき気候もよくて、
緑の美しさ、自然の美しさがまだまだ楽しめる時期って・・

あります!

これから梅雨入りまでの10日間ほど・・・
緑がきれいで、お天気も爽やかだし、
何故か6月の声きくと途端に人出がぐ~んと少なくなるし
(修学旅行生も6月は少ないよ)
そして何より、観光産業に携わる人達も気持ちに余裕ができるし
きっと思わぬおもてなしをあちこちで受けられるのでは?

奈良倶楽部も実は6月に入った途端にお客さまが急に少なくなります。
昨日までのあの喧騒、あの忙しさはどこへ行った~?というくらい
本当に途端にです。オンとオフがはっきりしていてわかりやすいですけどね。

そして今は6月のあの緩やかな時間の流れを心待ちにしているのですが♪

で、今日も前置きが長くなりましたが、

奈良倶楽部では梅雨の季節の割引きプランがございます!!

6月・7月の平日は一泊朝食付き料金の10%割引き。
そして7月は休前日料金が平日料金になります。

6月前半はまだまだ爽やかないい季節☆
6月中旬からは『国宝 法隆寺金堂』展(6/14~7/21)も始まるし☆
6月後半は大仏殿裏の講堂跡で蛍が見られるし☆
7月になったら奈良公園のあちこちでライトアップも始まりますよ☆

というわけで、ちょっとゆっくりめの奈良旅は6月がお薦めです。
皆さまのお越しをお待ちしております☆

















写真は全て般若寺にて(昨年6/18撮影)
早咲きのコスモスと紫陽花が同時に咲き誇っていました。

小さなホテル奈良倶楽部

2008年5月28日水曜日

久しぶりに「ごはん芽屋」さん

久しぶりに近所のごはん屋さん「ごはん芽屋」へ行ってきました。



ここはオープン以来私の超お気に入りのお店。

一人でも行きやすいので、しっかりご飯が食べたい時や
自分で作りたくない時など、ついつい行き付けにしております。


奈良倶楽部ご宿泊のお客さまで「ご夕食なし」のプランの方にも
いつもお薦めしてしているお店なんですが、
(何しろ徒歩10分で一番近いお店でもあるのです☆)

この最近は晩ご飯が完全に予約制になってしまい
当日チェックインしてからでは受けていただけないので
「当日予約なしでもOKなら有り難いのになあ・・」と思いつつ、
「そうだブログでそれをはっきりお知らせすればいいのだ!」
という流れで今日は、「ごはん芽屋」さんのご紹介です!!

まず、メニューは週替わり。

●ランチの場合

主菜がお肉かお魚かを選びます。
これに小鉢3品とごはん(大盛りOK)味噌汁がついて1000円。
主菜を2種類つけて小鉢2品とごはん味噌汁で1500円も有り。



※写真は主菜が魚のメニューです。
魚(イカとニラのハンバーグ)
ミンチにしたイカとニラ・蓮根を丸めて香ばしく焼いて、
マヨネーズソースがかけられています。(美味しかった~!!!)
小鉢は空豆とカボチャの白和えとほうれん草とエノキのナムル、
トマトのレモンマリネの3品。味噌汁はお揚げとワカメと葱です。

この週替わり献立の他に定番メニューの海老のタイ風カレーもあります。
こちらは小鉢2品がついて1000円。




●晩ごはんの場合は・・・完全予約制です。
当日3時迄にご連絡してください。(tel:0742-22-6472)

メニューの内容はお昼の献立を中心にしたおまかせ料理です。
おかず5種類 ごはん 味噌汁 飲物 or デザート付きで1800円。
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■お昼 11:30~14:30LO(15:00迄)
■夜  17:00~20:00 *予約のみ 
■木曜定休・臨休あり
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■5名様以上でお越しの場合は前日までに要予約。
■小さなお子様を連れての入店はご遠慮くださいとのことです。
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時々臨時休業の日もありますので、必ずHPでチェックして下さいね。

それから店主が一人で切り盛りされているお店なので
お茶などはセルフサービスになっています。
お酒類はあまりありませんし館内禁煙です。
ある意味好みのはっきりしているお店ですが、
一品一品のお料理がどれも丁寧に調理されていて優しい美味しさだし、
それでいて一つずつの味のバリエーションも豊富でバランスもよく、
味に奥行きがあって健康的な美味しさだし、私は大好きです。

ごはん芽屋
  TEL 0742-22-6472
  奈良県奈良市東笹鉾町34
  近鉄奈良駅から徒歩20分くらい
  奈良倶楽部から徒歩10分くらい 駐車場2台

小さなホテル奈良倶楽部

2008年5月27日火曜日

しあわせピンク色♪

自分が描く絵の配色は別として、
身につけるものやインテリア、活ける花の配色は
結構渋いめが好みであります。



アースカラーやスモーキーカラー生成りや白が生活の基調を成していて
好きな配色に囲まれて暮らすというのは、私にとって
日々の暮らしの潤いの重要な要素にもなっています。

でもたま~に甘~いものを口にしたくなるように
ピンクの薔薇をアレンジしてみたり、
ピンクのクロスを使ってみたりしたくなる時があります。


      

先週末にご宿泊いただいたお客さまは
翌日ご結婚式のお嬢様とご家族ご親戚の方々でした。
 
おめでたい晴れの挙式の折にご宿泊をいただきましたことが
大変嬉しく、また幸せのお裾分けをいただいた気分でした。

そういう日の奈良倶楽部はやっぱり甘いピンク色。




我が家の娘もそろそろお年頃でもありますので
キリッと仕事をしながらも花嫁の母の気持ちを想像しておりました。
(夫は父の立場が気になってしようがない様子で)
こうした折りに親しい方々と一緒にご宿泊するのも
良き思い出になることとしみじみ思った次第でありました。

小さなホテル奈良倶楽部

2008年5月26日月曜日

大神神社

さて、「風草木」さんを出て中和幹線を東に出るか西に行くか。
西に行って24号線に出ればまだ見たいお店もあるのですが、
もう時間は5時半を回ってお店の閉店時間も迫ってることだし、
のんびり169号線で桜井の方から帰るとしますか。

というわけで東に走っていると真正面にぽっこりと三輪山が!
ご存知、三輪明神 大神(おおみわ)神社のご神体山です。



春日大社の神体山、御蓋山(みかさやま)とも非常によく似た形。
御蓋山を目にするたびになぜかウルウル気持ちが優しくなる私は
もうこの相似形を見ただけで気持ちは一路三輪山へ。
5時半を回っているとはいえ、まだ充分明るいし、
そうだ大神神社へ寄り道だ!

雨上がりの参道の緑が清々しい。
    

正面には拝殿が見えます。
よくこれが本殿かと思われるのですが、
大神神社のご神体は三輪山なので本殿は設けられていません。
(現在の拝殿は1664年再建。重要文化財)



そしてこの拝殿とご神体三輪山の間には『三ツ鳥居』という
鳥居三つを一つに組み合わせた鳥居が建っているのですが、
拝殿の後ろにあるため正面からは見ることができません。

神社の方にお尋ねしますと快く「こちらから拝んでいただけますよ」と
ご案内していただくことができました。

この鳥居は「三輪鳥居」とも呼ばれ、いつ頃どのようにしてできたかは
不詳だそうですが、本殿にかわるものとして特に神聖視されてきたそうです。(重要文化財)

ところで、禁足地でもありますご神体の三輪山ですが、
山の中の禁足地を通らずに入山登山ができるのをご存知ですか。

大神神社より北へちょっと行ったところ、狭井神社で
毎日9:00より14:00までの間に受付をすれば入山できるのです。
(ただし、悪天候の日と正月三が日1/1,1/2,1/3と
祭典日2/17,4/9,4/18,10/24,11/23は登拝できない。)



狭井神社は病気平癒の神さま。
薬井戸より湧き出るご神水は万病に効くといわれ
多くの方がこの水を頂きに来られていました。

  

三輪山登山口です。 

道中、久延彦(くえひこ)神社にも寄りました。
ここは智恵の神さまとして崇められているところです。



実は昔々、私の中学入試の前に父に連れられ
こちらでご祈祷をうけたことがあるのです。
霊験あらたかでしたので子供達の中学入試の際も
親子でこちらでご祈祷していただいた思い出が。
息子は12年前のこと、私は40年も前の出来事ながら
その時の緊張感や父との会話などがまざまざと蘇ってきて
何か不思議な気持ちに包まれました。



大和三山(右から耳成山・畝傍山・香具山)もよく見え
お参りしたあとの清々しさに気分爽快です。

山辺の道を北へ上がったところにある桧原神社にも『三ツ鳥居』があり
其方からは鳥居を通して三輪山が美しい姿で拝められます。

今日は時間がない中で急な立ち寄りでしたが、近い内に、
三輪山への登拝と桧原神社からの三輪山を見に出かけてみようと思っています。

小さなホテル奈良倶楽部

2008年5月25日日曜日

「ナナツモリ」から「風草木」へ

今日は所用があって午後から奈良県の真ん中辺り
北葛城郡や橿原市の方まで出かけてきました。

実は私、「人見知り」ならぬ「道見知り」をする方で(笑)
それもかなりの「道見知り」(笑)

初めて行く道路は、もう前日から地図を出しては
「ああ行って、こう行って」と頭の中でシュミレーション。

特に奈良県中部地域は新しい道路もできているし
随分長い間行ってないし・・・
ああそれに愛車は事故にあって修理中だったし・・
慣れない代車に少々の不安を積んでいざ出発です。

今日の「所用」・・・個人的な話ですが、
建築学科の大学院生の息子が彼の友人のお店の設計を引き受ける、
ということで春休みからちょこちょこ東京・奈良を往復しています。
その店舗に使うものや、参考になるものを探して
あちこちウロウロしているのですが、その中に
「ナナツモリ」さんや「風草木」さんが。
彼にとっては私以上に土地勘のない所なので一緒に付き合ってあげると。
(実は自分も行ってみたかった^^)
日曜日のお客さまのチェックインは夫にまかせて、
今日のお客さまは夕食無しの方ばかりだから、
久しぶりに時間を気にせず仕事から解放気分です。



「ナナツモリ」さんは1階はカフェ、2階が写真館になっています。
若いご夫婦が切り盛りされているお洒落な空間。
カフェでは美味しいランチもいただけます。

ちょうど「カメラによりそう」展(5/22~6/2)が開催中で





「移動雑貨屋Basket」さんと
「Atelier:spoon」さんが
それぞれの視点で大好きなカメラによりそい 集め、選び、作った、
カメラにまつわるモノたち・・・。
かわいいカメラバッグ・写真生活をより楽しくする古道具などがイッパイ♪(・・・買っちゃいました^^)

そしてこの後は、橿原市にある植物屋「風草木」さんへ。



山野草やめずらしい多肉植物などが古い家具や道具と
うまく合わさり何だか懐かしく癒されるお店です。
放し飼いにしても大丈夫な植物が多いということですが、
本当に!私もかなりの放任主義なので、
「ウツギ」と「スモークツリー」を購入しました。

「ナナツモリ」
奈良県北葛城郡上牧町片岡台1-19-4
tel:0745-72-2523
定休日:火・第水曜日
11:00~18:00(土曜日~22:00)

「風草木」
奈良県橿原市葛本町734-2
tel:0744-25-6578
定休日なし(冬期は火曜日休み)
9:30頃~日没前後

家を出たのがゆっくり目だったのと渋滞などで
思ってるところは全部回れなかったのですが、
たまにはこんなドライブも楽しいものですね。

小さなホテル奈良倶楽部

2008年5月22日木曜日

素敵な「日傘展」


          

風薫る季節、初夏の陽射しが眩しい季節。
すっかり暑くなって、素敵な日傘をさしてみたいなあと思っていると、
今年も「日傘展」のご案内が届きましたよ。



3枚綴りの素敵な案内状。

奈良倶楽部にも何度かご宿泊いただきましたnunochaさんが染めを担当、
そしてポジャギjpさんが布をポジャギのように縫い合わせて
日傘に仕上げたコラボレーション。

草木染の洒落た感じの日傘、
あんまり女っぽくなくっていい感じ。
配色も布の繋いだデザインも小粋で素敵です。
DMハガキの写真をうっとり眺めては
「見に行きたいな~」とため息ついてます。

だって今年はソウルでも!

作品展の会場が近かったら飛んで行くところなんですが、
中々それもできないので、
この場でお知らせだけでも・・・☆

日傘展のくわしいご案内はこちらで。


◇東京展◇
6月2日(月)~8日(日)
10:00~18:00(最終日は15:00まで)
新橋・ギャラリーkyo にて

◇ソウル展◇
6月11日(水)~17日(火)
11:00~19:00
ガーナアートスペースB1にて


小さなホテル奈良倶楽部

2008年5月21日水曜日

たかが・・されど・・正倉院の塀

今朝は少し時間があったのでわんこのお散歩に
正倉院をぐるっと回ってきました。

奈良倶楽部と大仏殿のちょうど真ん中に位置する正倉院。
その敷地は広大で東西南北ぐるっと四角く塀で囲まれ
塀の中はうっそうとした森になっています。

何でもタヌキやイタチどんもお住まいだとか。
手つかずの自然が残っていて、
たくさんの種類の鳥たちのねぐらにもなっています。

東大寺大仏殿から見た正面の塀は白壁で大変りっぱです。



東側の塀は、知足院から講堂跡へ続く道沿いに。



この塀の真ん中あたりに赤いペンキでこんな印があるのですが

 ここから覗くと・・

   
        

校倉つくりの正倉院が覗けるのです。

正倉院遺構は平日(月~金曜日)の10:00~15:00のみ
塀の中へ入って見学できますが、それ以外の時間帯の時は
こうしてここからちらっとご覧いただくことができるのです。

私が好きなのは北側の塀です。



窓があったり扉があったり・・・
  
                  

ユーモアがありますよね。

西側の塀も好きです。



この蔦も秋には真っ赤に紅葉して
中々いい風情を醸し出しますよ。

が、しか~し!

この西側の塀、いきなり取り壊してずっと工事していたのですが・・・
これはないでしょう!!



まあ、視界はよくなって、塀の中のかわいい見張り小屋なんか
見つけちゃいましたけど・・・^^

でもやっぱり風情まるつぶれ・・・!


     

私の怒りはこちらにも飛火して・・・



大仏池東側に建つ皇宮警察署です。
10数年位前でしょうか、大仏池ほとりの大木をバッサバッサと切り倒して
建てたものです。
正面側はまだ許せるけど裏側(池のほとりです)はこんな感じです。


       
              ↑
あえて大きな写真でアップしましたが、
このごちゃごちゃした汚いの、大仏池から丸見えですよ><;

小さなホテル奈良倶楽部

2008年5月20日火曜日

風人洞ギャラリー

ではではお待たせしました。
「風人洞ギャラリー」での作品展の様子です。




      
                

どことなく「五風舎」さんに似た匂いが・・・。



町屋ギャラリーに私の描く油絵が合うかどうか
少々不安でもあったのですが、
何となくうまく納まってましたね^^


作品展名の『奈良倶楽部のミューズたち』・・・
とんでもなく気恥ずかしいから却下却下と騒いでおりましたが
この題名のおかげで思いがけない出会いがあったのでした。

10年近く前にちょっとだけ習っていた陶芸教室でご一緒だったNさん。
転勤族のお仕事の関係で奈良のあと3度も住所を変わられて
今のお住まいが鳥取だということを私はすっかり失念しておりました。

新聞のギャラリー案内欄でこの『奈良倶楽部の・・・』を目にして
もしやと思って尋ねてくださったのでした。

わずかな時間の再会でしたが、あの頃のひとときを思い出しては
懐かしく、こういう出会いも長い人生の間にはあるんだなあと
ちょっと感慨深くも嬉しくなっちゃいました。

風人洞ギャラリーを主催する美籐さんの周りには
田舎暮しをしてみたくて住んだ人や故郷に戻ってきた人、
日々の暮しを大事にしている色んな人達が集まって
何だか面白そうな”いい風”が吹いている。

一日だけの小さな旅でしたが
そこに住む人達とのお喋りも楽しい素敵な旅の時間でした。

<風人洞ギャラリー>
tel:0858-75-0151
定休日:不定休(ギャラリー会期中は火・水休み)
『奈良倶楽部のミューズたち』展は5/26まで。
10:00~16:00

小さなホテル奈良倶楽部