2008年6月30日月曜日

7月の歳時記

今月行われる伝統行事や特別公開やイベント情報など
奈良への旅のご参考にどうぞ・・・☆

<<特別公開>>

◇東大寺「俊乗堂」特別公開 7/5 11:00~16:00
 鎌倉時代に大仏殿などを復興した俊乗房重源上人のご命日に、
 俊乗堂(元禄年間に公慶上人が重源上人の功を讃えるために建立)中の
 日頃非公開の重源上人坐像(国宝)が一般公開されます。
 ※俊乗堂は鐘楼の傍に建つ。入堂無料
 問合せ:東大寺(tel 0742-22-5511)

◇興福寺「三重塔内陣」特別公開 7/7 9:00~16:00
 興福寺の弁才天は、窪弁才天と称し、
 弘法大師が天川の弁才天を勧請したと伝えられる。
 三重塔内に安置してあるこの窪弁才天像をお祭りするため
 一年に一度法要が営まれ、この日に内陣が拝観できます。
 興福寺といえば五重塔が有名ですが、
 三重塔は南円堂西側に建っています。
問合せ:興福寺(tel:0742-22-7755)



<<伝統行事>>

白毫寺「えんまもうで 」 7/16 10:00~
 閻魔王の縁日に無病息災を祈る行事。
 ご住職直筆のうちわが配られる。(無くなれば終了)
 拝観料:400円
 問合せ:白毫寺(tel 0742-26-3392 )

◇法華寺「蓮華会式(れんげえしき)」 7/17 16:00~
 本尊十一面観音を供養し、夏の疾病の厄除け祈願をする法要。
 奈良時代から伝わる。
 問合せ:法華寺(tel 0742-33-2261)

◇伝香寺「地蔵会 着せ替法要」 7/23
 裸のお地蔵さんとして知られる秘仏地蔵菩薩立像が特別開扉。
 衣の着せ替えは何よりの供えとして
 興福寺の妙法尼が母の菩提を弔うため1228年より始められた。
 問合せ:伝香寺(tel 0742-22-1120)

◇帯解寺「子安地蔵会」 7/23,7/24 19:00~
安産祈願のお寺として知られる。
 本尊の子安地蔵は鎌倉時代の寄木造。(重要文化財)
 問合せ:帯解寺(tel 0742-61-3861)

◇東大寺「解除会(げじょえ)」 7/28
 大仏様の前に茅草で作った約2mもの茅の輪が設けられ、
 東大寺の僧侶がこれをくぐって、 
 盧舎那仏に夏越しを祈る法要が行われる。


<<イベント・ミュージアム情報>>

◇「国宝 法隆寺金堂展」奈良国立博物館  7/1より四天王像が四体揃います。 

◇「ライトアッププロムナード・なら2008」 7/1より 19:00~22:00
  ※7/7だけライトアップはお休みです。


小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月29日日曜日

春日奥山遊歩道の巨樹めぐり~その5

春日奥山遊歩道の巨樹巡り、
ご一緒に楽しんで頂けましたでしょうか?



今回はマップの巨樹を確認しながらのウォーキングでしたが

周りの木々の風景を楽しみながら・・・
誰かとお喋りを楽しみながら・・・
呼吸を整え歩くことを純粋に楽しみながら・・・
原生林の森で森林浴を楽しみながら・・・
四季折々の自然の美しさを楽しみながら・・・

色々な楽しみ方で

東大寺や春日大社といった寺社仏閣をちょっと離れた所にある
太古から続く森を楽しんでいただければ嬉しいなと思います。


私は奈良倶楽部のHPの「ご挨拶」のところに書きました、

私たちは、奈良という古い街に流れるゆったりとした時間や、
緑多い奈良公園のなかの木々の美しさ……、
木漏れ日、新緑、紅葉、冬の雑木林など、
世界遺産に指定された歴史的建造物だけではない
奈良の自然の魅力や四季折々の美しさを、
お客さまに感じていただきたいと願っております。


という想いをホスピタリティの一つとして考えています。

この巨樹巡りのウォーキングも、
お寺や仏像・・いつもの観光地奈良とはちょっと違った
奈良の魅力に触れていただく機会になれば幸いです。


ではたくさん撮った写真の中でちょっとユニークな樹を
ご紹介しますね。

「ハーイ」と手を上げ歓迎してくれてるような・・


たくさんの腕を広げて「おいでおいで」って^^


天真爛漫~♪まっすぐ上に素直に伸びやかに^^


2本の樹が仲睦まじく絡みあってるのかな?


蔓が巻き巻きの樹も


タトゥーみたいだったり 

 象肌だったり

毛深かったり^^ 

途中で分かれた幹も潔い形をしていて


見ていて飽きない。。。☆

まだまだ見落とした木々もあるので
今度は秋の終わりの名残の紅葉の頃に歩いてみようと思ってます。

参考マップ:http://narashikanko.jp/j/whatsnew/kyoju/img/kyoju.pdf

小さなホテル奈良倶楽部

春日奥山遊歩道の巨樹めぐり~その4

いよいよ道程は若草山山頂から遊歩道北部終点まで
下りコースなので時間にして30~40分ほどの距離です。

それにしても若草山山頂は何て気持ちのいいところ!

気分爽快☆で本当にいい所だなあと思う。
心臓がう~んと伸びしている気分♪

春日大社の神体山 御蓋山もいつものぽっこり姿で
私の気持ちをゆるゆる嬉しい気分にしてくれる。


     

御蓋山・・・神さまのいらっしゃるという聖なる山。
私はあまり霊気とか感じるのでなく、
この山を見るといつも嬉しい気分をもらえるのだ。
どうしてかな・・・不思議。

ゆっくり山頂で休憩をして、頑張って山を下ります。

409ヤマザクラ 
(樹名の前の番号は巨樹マップ記載の番号です。)
この山一帯のヤマザクラはどれも25mくらいある。
花の時期にもう一度見てみたいな。天空から降り注ぐ花吹雪も。
 
木の根っこを見る。


根っこにも年輪が! 

403ツクバネガシ 
樹高23m。枝にはカエデやアセビが寄生している。

       

月日亭を過ぎて 

402イチイガシ 
小枝が多いが枯れていて幹に空洞がある。樹高33m。

そしてマップ上の最後の巨樹

401イヌシデ 
樹高22m、コブのある老木。
コブのアップは・・ 

水谷茶屋まで下りてきました。

最後に 
春日大社駐車場入り口の北側あたりには藤の巨木がごろごろと。
来年の藤の時期には要チェックですね。

巨木を探して確かめながらの行程だったので
ゆっくり目の速度で歩いてちょうど5時間の道のりでした。

お疲れさまでした~☆

まだまだ続く・・・

小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月28日土曜日

春日奥山遊歩道の巨樹めぐり~その3

さて、いよいよ遊歩道北部に入ります。
芳山交番所を抜け、ドライブウェーを一路まっすぐと。


        

北部エリアにはマップ上に19本の巨木がマークされています。

樹木に名札などが付いていると判り易いのですが
あまり馴染みがない木はほとんど探しきれず
半分くらいしかチェックできておりませんが・・。

ではまず、

419ミズメ 
樹高20m。落葉樹 樹液は薬品の臭いがするそうです。

418アカシデ 
樹高24m。

415ヤマザクラ 
樹高25m。

この後、樹高30~40m級の杉木立を通り
若草山山頂への分岐点へと続くのですが、

上記の「419ミズメ」と「418アカシデ」の間に
「鶯の滝」へ行く大原橋があります。

「鶯の滝」まではアップダウンも急なので
脚の疲れのことを思うと立ち寄るかどうか迷うのですが
ブロガーとしてはやっぱり行くっきゃないものね^^

ところで、この「鶯の滝」までの道中にまたこんな所が!
 興福寺別院歓喜天って・・。
 
好奇心から立ち寄ってみることに。(階段きついけど・・)


      

一面、苔に覆われ廃寺のようなすごい所。
怖いような凄さを感じながらも寂しい美しさもあり

う~ん、ここは一体どういう所なんだろう。。。

気になりながらも(秋には紅葉がすごそうだ。。)
鶯の滝まで頑張って歩きます。


かわいい紫陽花の花にほっこりと~ 

この辺りの湧き水はみんな鶯の滝に集まり、
この滝が佐保川の源流になっています。

かつて12年程前に夫がこの山を縦横無尽に駆け走っていた時に
この滝から流れる水路を伝って山を降りて行ったら、
佐保川の源流である飯守町まで抜け出たそうで・・・

こんな話は今初めて聞いた話で
きっと危ない所も歩いていたのかと思うと
ホントにもぉ~!と。
それにしてもアウトドアな人やなぁ。。。

マップには大原橋から鶯の滝まで徒歩7分と書かれてますが、
急な坂道がきつすぎて私はたっぷり往復1時間かかりました。



      

それではまたドライブウェーを通って若草山山頂へ向かいます。



遊歩道北部の道程もここでちょうど半分です。

では続きは、その4へ・・・。

小さなホテル奈良倶楽部

春日奥山遊歩道の巨樹めぐり~その2

奈良倶楽部から遊歩道入り口まで歩いて約45分。

春日大社の神域「春日山原生林」(世界遺産)の周りを歩きますので
まず途中に春日大社へ寄ってお参りをしました。

春日大社本殿から若宮神社への途中にある、
御蓋山山頂の本宮へ向かって遥拝する「本宮遥拝所」

金龍神社の傍を通って遊歩道入り口へ。

すぐにマップ上に記載されている巨樹たちが迎えてくれます。
(樹木名の前に記した番号はマップ上の樹木番号です。)

502イチイガシ 
樹周5,8m。樹高36m。

503エドヒガン 
樹高23m。南部交番所の屋根を越えて大きく張り出した枝。
お彼岸の頃に淡い紅色の花を咲かせて綺麗です。

508ツブラジイ 
 樹高31mの上部

511エノキ 
地上2mあたりから大きく枝分かれした幹周4mを越える巨樹。
象の脚のような皮目をしている。樹高27m。
    ↓


512イヌザクラ 
妙見堂そばにあり谷に大きく枝を張り出している。樹高22m。

ここまでマップを見ながらだったので1時間もかかり
まだ先は長いので、どんどん進みます。



「それにしても、老犬を連れてこなくてよかったね。」と
こんな素晴らしい森林を歩きながらも、夫婦の会話は、
「もし犬も一緒だったらどうだったろう・・・」とかばかり^^

「グーが若い頃は僕、毎日この道をジョギングしてたのに」
懐かしい思い出話も出てきます^^

10年程若かりし頃、
愛犬グーが1~2歳、夫も40歳の頃、
山歩きに山走りが大好きだった頃。

その頃勉強していた資格試験の丸暗記には
ジョギングがすごく効果あったようで、
びっくりされるかもしれませんが、
犬を連れて冬場の毎日、春日山を縦走していたのです。

私はまだ4~5回しか歩いていないので
道中の感覚を覚えるのに必死です。
(今度は一人で歩いてみたいな・・と思いつつ)

遊歩道南部の半分以上が過ぎました。

513イロハモミジ 
この辺りには石のベンチや休憩所あり。(トイレは無い)

ここからは、
天を覆い視界を遮るくらい高い木々が続きます。

また、聳え立つような高いスギも多く続きます。
スギは樹高45mという巨木もあります。


    
        

首切り地蔵の休憩所(トイレ有り)まで来ました。



荒木又右衛門が試し斬りしたと伝えられる
首切り地蔵。(鎌倉時代の作)

ここから芳山交番所まで滝坂の道を歩くことにしました。
右が滝坂の道、左が遊歩道。

滝坂の道は江戸中期に奈良奉行によって敷かれた石畳の道。
昭和初期まで柳生と奈良を結ぶ生活道として使われていました。
(昔、この滝坂の道から柳生街道を円成寺まで歩きましたが
大変険しかったです。片道3時間以上かかったような記憶が・・)

ここからの滝坂の道の途中には石窟仏があります。
(※夕日観音、寝仏、朝日観音などの石仏は
この首切り地蔵までの私達が歩いていない道中にあります。)


   
      
詳しい説明は・・
  ↓


上の3枚の写真の石窟仏は本当は金網の中にあるのです。


滝坂の道は登りがきついです。

ようやく芳山交番所に到着。

ここから若草山までは奥山ドライブウェーを通ります。

車道だけど舗装されてないので遊歩道と勘違いしそうです。
通行車には気をつけないと!でも歩いている間の1時間中には
2台しかすれ違わなかったです・・・。

ドライブウェーから鶯の滝、そして若草山山頂へは
その3に続きます。

小さなホテル奈良倶楽部

春日奥山遊歩道の巨樹めぐり~その1

奈良公園の巨樹巨木めぐりの続編、『春日奥山遊歩道の巨樹』めぐりです。




春日山を巡るコースとしては、
南からの滝坂の道から入るコースがよく知られていますが

滝坂の道コースは上り坂が急なことと、
マップ上に記されている巨木が4本だけなので、
同じ出発点の春日奥山遊歩道南部から入るコースにしました。

遊歩道南部コースには巨木も16本記されてますし、
走行距離が長い分、何より傾斜が楽です^^v
滝坂の道との合流点まで2時間もかかったけど^^;)

今回も長編バージョンのお届けになります。

文章、写真ともにコテコテに長くて多くて重くて
自分でも少々疲れます(笑)が、
記録として残しておきたい気持ちもありますので
適当にお付き合い&スルー等よろしくお願いします。

   ↑
(もう前ふりだけでこんなに長くて言い訳だらけ 笑)

今回の行程>>

その2では・・・
春日奥山遊歩道南部滝坂の道との合流点「首切り地蔵」
→「石窟仏」→「芳山交番所」(ここまで約2時間)→


その3では・・・
奥山ドライブウェーを通って→「鶯の滝」「歓喜天」
(休憩も入れてここまで計3時間)→春日奥山遊歩道北部
ドライブウェーを下るように歩く→「若草山山頂」へ(計4時間)


その4では・・・
遊歩道北部を下って「水谷茶屋」へ(計5時間)


その5では・・・
ユニークな樹木の紹介などなどを予定しています。



では出発しま~す☆


    
        


小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月27日金曜日

奈良公園のバンビちゃん♪

昨日は降りそうで降らなかった梅雨の合間の一日。





お休みを取っていたので、どういう風に過ごそうか・・・
特にすることも、したいこともなく
(本当はてんこ盛り家事が溜まってるのに^^;)

先日回った「奈良公園の巨樹めぐり」
あの時、後回しにした春日奥山遊歩道を歩いてみようか
お天気と相談して夫も付き合ってくれるというので
思い切って出かけてることにしました。

いっぱい撮った写真の整理が追いつかないので
まずは道中に見かけたバンビちゃん達のスナップを。

上の写真は大仏殿裏の講堂跡でのスナップ。
大人の鹿たちが一生懸命に草を食んでいるのに
まだあんまり草の美味しさがわからないのか
ぼ~と座ってるバンビです。

若草山山頂にも、そんなかわいいバンビがいましたよ♪

鹿の群れ、大人鹿たちが草を食んでいる。


      

一生懸命、草を食んでる隣でぼ~としているバンビちゃん


 さあチビも立って!

 
おいしいから草を食べてごらん モグモグ

 
う~ん><おいしくな~い


 
やっぱりオッパイの方がいいや♪

母鹿の離乳食レッスン
同じ姿勢で食べてる姿がかわいい!

右向き、左向き、前を見て・・・


    
        


若草山から春日山と歩いて
大仏殿前交差点まで降りてきたのは、もう夕方の6時頃。

観光客が帰った大仏殿参道を後にして
鹿の一家もねぐらに帰るのでしょうね。

バンビちゃんも後を一生懸命ついて歩いてました。



春に産まれたバンビたち。
そろそろ公園デビューをしています☆

で、こちらのブログでもバンビちゃんが^^
ブログ主さんの不定期連載「鹿物語」12は秀逸ですよ!


小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月26日木曜日

喜光寺の蓮と菅原天満宮の「鷽替え神事」~後編

「鷽替え神事」に出かけた折りに是非寄ってみたかったのは
菅原天満宮のお隣にある喜光寺です。

蓮の花で有名な喜光寺。
蓮といえば、ちょうど今からが見頃です。

蓮の花は朝早い時間に開花するので
お昼頃ではどうかな?と思いながらも
神事の時間に合わせるとお昼過ぎになってしまいます。

それでもこんな感じで、綺麗に咲いているのもありました。






蓮の花は境内の中に所狭しと並べられた鉢の中で。
たくさんの珍しい品種があるようで、
一つ一つの鉢に品種名が書かれていました。


蓮池には睡蓮の花も。
       

喜光寺の参拝入り口は本堂の裏側からになるので、
お寺の中に入ると、まず本堂の後姿が見えます。



この後ろから見た本堂の姿かたち、
どこかで見たような気がしませんか?



そう!

講堂跡から見た大仏殿の後姿と
よく似てるでしょう?

では前からはこんな感じです。



中々りっぱな本堂ですよね。
一度焼失して室町時代に再建されたものです。(重文)

奈良のガイドブックに載っていた、
「喜光寺は大仏殿と同じ形をしている」って本当かな?と
見て確かめてみたかったのですが、うん!確かに。

何でも『試みの大仏殿』と云われているそうで、
喜光寺を創建した行基さんが、その後大仏殿創建にも
関わったのではないかとも云われているそうです。

喜光寺本堂正面には「菅原寺」の額が掛けられていて
お隣の菅原天満宮や菅原氏とも深い関係があるのでしょうね。

本堂正面から中の仏像までは比較的距離が短く
自然光が柔らかく本堂に届いています。

阿弥陀如来像、観自在菩薩像、勢至菩薩像の三体の仏さま達
柔らかい光に包まれて、見ていると何だかほっこりと
優しい気持ちになりました。

「鷽替え神事」の時間も気になって
ゆっくりできずに喜光寺を後にしたのですが、
蓮の花の開花に合わせて朝早くに
もう一度訪れてみたいと思いました。


        


喜光寺

奈良市菅原町508
tel:0742-45-4630
蓮の見頃時は朝早くから拝観できるそうです。
(お寺へお問合せ下さい。)

小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月25日水曜日

喜光寺の蓮と菅原天満宮の「鷽替え神事」~前編

菅原天満宮の「鷽替え神事」行ってきました☆











70年ぶりに復活というのに惹かれて。
いえ、福引があるというのに惹かれてですが^^
いえいえ「鷽」のお守りの可愛さにも惹かれてです。



それに見ず知らずの人と「かえましょ」「かえましょ」と
鷽のお守りを交換し合うなんてちょっと楽しいかなとも思って♪

菅原道真公生誕の6月25日、
13:00よりこの神事が始まるのですが、

まず鷽のお守りを受付にて購入し(一体1000円)
これを参拝者同士で交換しあうのです。
(一回の交換時間は3分くらいでしたでしょうか。)

替えれば替えるほど「うそ」が「真」に替わり、
幸運を呼ぶといわれている「鷽替え神事」。

一回で40人の人達と交換できました。


太鼓の合図で交換を止め、福引が行われます。
(一回の福引で10~30人ほど。賞品によって人数が違うのです。)

お守りの箱の番号が当った人は次の回からの
替えましょ神事には参加できないので、
あまり早い回に当っちゃうとちょっとツマラナイかもです。

7回くらいの交換会、そのつど賞品が違います。
そして最後には一刀彫の大きな「鷽」が当たるのです。

境内で採れた梅を加工した「菅壽梅」が私の賞品^^
帰宅して梅湯を作ってほっこ~り♪

この「鷽」くん、背中もかわいいですよ。



菅原天満宮のお隣、喜光寺の蓮は次の日記に・・。


菅原天満宮

奈良市菅原町518
tel:0742-45-3567


小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月24日火曜日

般若寺の紫陽花と早咲きコスモス

奈良倶楽部の近くの般若寺では6月中旬から下旬にかけて
早咲きのコスモスと紫陽花の花が同時に楽しめますよ!



昨年もこの時期に訪れ、コスモスと紫陽花のコラボ写真を
いっぱい撮っていたのですが・・・

コンパクトデジカメの扱いも1年経って、
撮り方もちょっと進歩したかもしれないし・・と
自分で勝手に思いこんでいるのを試しに出かけました^^

一年前に撮影した写真の何枚かはこちらのページに。

般若寺は秋のコスモスで有名ですが、
秋に咲くコスモスは背丈が高く石仏が隠れてしまって
鄙びた古寺の風情を表現できなかったりするのです。

でも早咲きのコスモスは低い目なのでちょうどいい感じです。


        



花の写真を撮っていると一眼レフが欲しいなあと
つくづく思いますね。

手前の花をアップで撮っても平面的だしなあ・・・





















それならと露出補正を思い切ってアンダーにしてみたら
こんな感じで・・・。


    
        

中々むつかしいですね^^

でもコンパクトカメラはコンパクトなりに
色々試してみるのも楽しいこと♪

そしてこうしてブログで見ていただけて
それなりに進歩していくのも楽しいこと♪

皆様おつきあいありがとうございました☆





あ、そうそう、早咲きコスモスは
7月に入ると一旦全部刈り取られるようですよ。
(時期は般若寺へお問合せくださいね。)
ちょうど今が見頃でしたよ!


小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月23日月曜日

ゲストハウス「叢林亭(そうりんてい)」

梅雨空の一日
仕事がさほど忙しいわけでもなく、
かといって、本を読むでもなく絵を描くでもなく

私の心は空想旅行に出かけてフランスの空の下へ。



パリ・リヨン駅から南へ、電車で1時間半ほど。
ロワールとブルゴーニュの間にある田舎町サンファルジョー。

牧草と雑木林に囲まれたのどかな古城の町に
フランス在住の中嶋さん・リリアンヌさんご夫妻が、この度
二部屋だけの小さなゲストハウス「叢林亭(そうりんてい)」を
開業されました。

中嶋さんは夫が会社員だった時の先輩の方。
もう30年近くもパリにお住まいで、私達がパリを訪れる度に
家族ぐるみで旧交を温めてきた間柄です。
リリアンヌさんは、私がフランスに抱く憧れそのもののイメージを
持った素敵なセンスのフランス人。

今年のお正月に奈良倶楽部へお越しいただいた折りに
ゲストハウス開業に向けてのアドバイスなど
ちょっと先輩風を吹かせて楽しく話に花を咲かせたのでした。

先日HPができたと、お知らせをいただいてからは

「ああ旅に出たい!」と思ったら空想旅行を
サイトを眺めながらあちこち楽しんでいます。

HP  ゲストハウス「叢林亭」
ブログ ピュイゼ歳時記

いつかいつか、きっときっと訪ねて行きますからね!


















小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月22日日曜日

R GARDEN

ほぼ3ヶ月に渡って私達夫婦を楽しませてくれた
息子の初めてのプロジェクトがようやく完成して
週末、彼は軽やかに東京へ戻って行った。

大学入学で家を出て5年程ほとんど帰省しなかった息子が
こんなに長く実家にいてくれたので色んな意味で凝縮した3ヶ月。

心にぽっかり穴があいて気が抜けそうな気分は
土曜、日曜の満室のお客さまに救われたよう。。。

そう私には仕事がある。
自分が全力で打ち込める仕事。

体力的にきついこともあるし
気働きがぴんぴん張れない時もあるけど
でも自分が自分でいられる場、
何より自分を表現できる私の居場所。

家族やスタッフやお客さま、多くの人に支えられ
今ここでこうして仕事をすることに喜びを感じている私。
本当に本当に有り難いことです。



そうして息子にも初めての責任ある仕事が。

『R GARDEN』
これが彼の初めての仕事です。

建築学科の大学院生。
今まで卒業制作や学生コンペで設計制作はしていても
実際に形になるのは初めてのこと。

こういう機会をいただけたこと、
最後まで信頼していただけたこと、
お施主さんや工務店の方、本当にありがとうございます。

そして今持っている力の限りを全力投球した君、
きっと今頃は心地良い充足感を感じていることでしょうね。





  

『R GARDEN アールガーデン』
 奈良市東九条町125-1 tel:0742-50-0155

不要家電の無料回収センター「Mac Service」の手前にあります。
廃棄物再生事業から生まれる廃材や枕木、タイル、廃バレル石などを
利用して古倉庫をショップとギャラリーに改修したものです。


廃棄物再生事業を行うITOグループで、
ドラム缶の向こうに立つのは建築大好き青年。


今日の日記はちょっと個人的なものになってしまいましたが
ここのところずうっと私達の心の大半を占めていたことでしたので
記録に留めておきます。

さあ、また夫婦二人の日常です。

 私もいるよ! 


美味しいものいっぱい作って食べさせた日々。
明日から私達は減量、粗食に戻りましょう^^

小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月20日金曜日

奈良公園の巨樹巨木めぐり~後編~

後編は東大寺境内の巨樹めぐりです。

奈良市観光情報センターのサイトからダウンロードしたマップには
22本の木が紹介されていましたが、少々歩き疲れていたため
この日は全部を網羅することができませんでした。
(樹木名の前の番号はマップ上で紹介された樹木番号です)

手向山八幡宮→奈良公園館北東の小高い山→東塔跡→大仏殿東の回廊
→講堂跡→正倉院→奈良倶楽部のルートで帰りましたので、
二月堂付近や南大門、大仏池あたりの巨樹は次回にご紹介いたします。

ではまず手向山八幡宮南口の西側にある雑木林に立つムクノキです。

217ムクノキ 

28m上空の天辺 

板状の根っこ、樹皮はうろこ状に反り返って剥げ落ちる。
葉はザラザラしているので木工磨きに使われるそう。

次は、奈良公園館の北東の斜面を上ったところにあるコナラです。

218コナラ 

秋にはたくさんのドングリをつけるそうで、
大きく枝を四方に広げた姿は存在感たっぷりなんだけど
こちらの小高い丘(斜面)にはふだん上ったりしないので
ちょっと目立たない木でした。

斜面の上からは興福寺の五重塔も遠望でき、眺めが気持ちいい!



そしてこの斜面には面白い木や迫力の根っこの木々も。

この穴の住人は誰? 


次は、奈良公園の中で私の大好きなところ「東塔跡」です。

(※ちなみに東塔跡のの様子はこんな感じ)

木立のフォルムが美しい雑木林は、春や秋だけでなく、
初夏の木々が一番成長し葉の生い茂る時や冬枯れの時でさえも
私の目を楽しませてくれるところ。


   
     

東塔跡から東へ80m行ったところにセンダンの木。
一本立ちの巨木です。(樹高28m)
216センダン 

下部には大きな洞も。

東塔跡南すぐのところに立つのは26mの高さのモミの木。

215モミ 

高さ6mくらいのところで2本に分かれ
モミ本来の見事な姿で茂りも良く美しい木です。

この後は一気に講堂跡まで進み、正倉院入り口の東側、
十字路の角に立つナナミノキ(樹高13m)を見て

208ナナミノキ 

一路帰宅致しました。

歩いている時間は行きも帰りも1時間前後、春日大社で1時間、
休憩なども入れて往復4時間の巨樹めぐりでした。

梅雨明け頃に、今度は春日奥山遊歩道を歩くのを楽しみに・・・♪

小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月19日木曜日

奈良公園の巨樹巨木めぐり~中編~

飛火野から春日大社へと向かいます。

          

まずはご本殿のある境内へ。
ご神木の大杉は樹齢1000年、幹周9m。
威風堂々の立ち姿で平安時代から春日大社を守ってきたのですね。



写真の右手奥に見えるのが大杉。左手前の木がりんごの木です。
正面の建物が直会殿。

この大杉の真横に並ぶ柏槙(びゃくしん)の木は樹齢600年、幹周3m。
直会殿の屋根を貫いて立っているのです。



また巨樹ではないのですが、ちょっと珍しい木もありました。

七種寄生木(ななくさのやどりぎ) 

風の神さまをお祀りしている風宮神社の隣にあって
「いす・ふじ・つばき・なんてん・もみじ・さくら・にわとこ」の
七種類の木が共生している珍しい木です。

では、御本殿を出て、若宮神社の方へ向かいます。

若宮神社の階段の向いにあるクスノキ

314クスノキ 

樹齢1600~1700年、神功皇后お手植えと伝えられているそうです。
樹高24m、樹周11,5m。若宮神社の方に傾いています。
幹にはノキシノブが群生して毛深い幹肌がご老公の風格を感じさせてくれます。

春日大社には多数の摂末社があり、
摂社若宮神社から南へ行くと夫婦大国社 

この若宮神社、夫婦大国社から南に続く十二社は、
「福の神十二社めぐり」として古来より崇敬を集めていて、
それぞれ色々な霊力を授けてくださるのです。

勿論わたくしも夫婦円満を願ったり(夫婦大国社)、
正しい勇気と力を授かるようお願いしたり(三十八所神社)
商売繁盛(佐良気神社)や金財運をお願いしたり(金龍神社)しながら
諸芸発達の神さま宗像神社では思わず
「いい絵を描かせてください!」と叫んだり(笑)

でも最後に参拝した紀伊神社は万物の生気回復や命の根源を守る神様。
もう私個人のことなんか小さいこと。
この最近起こった天災や人災の被害に遭われた方々のことを祈り
お守りくださいとお願いしました。
何だか自然とそんな風に手をあわせていました。



312イチイガシ 
金龍神社のそばにある樹高24m、幹周5m。

この十二社のある所は「ささやきの小径」同様、
新薬師寺のある高畑方面へ抜けられます。

小径の両側は低木が多く、明るい雑木林です。


     

高畑へ出れば、ここ!カフェ南果さん☆
2時間ほど歩き疲れた私を癒してくれたのは
綺麗な若草色の抹茶ロールケーキです♪

 
生地の肌理が細かくとっても美味しい!

小1時間ほどボ~ッ寛いで、さあまた歩いて帰るぞ!

もう一度「ささやきの小径」を北上して春日大社をすり抜け、
水谷神社(こちらも春日大社の摂社)までずんずんてくてく☆
かなり早足15分くらい^^

春日大社駐車場付近の巨木 

 水谷茶屋

 水谷神社うしろから
右手に見える斜めの木がイブキの木。

水谷神社のそばに立つイブキの木は、幹の中が空洞で
その中からスギが立つ、イブキがスギを抱え込むような形で
「水谷神社の寄生木」と云われています。


   

ここから若草山山麓沿いに手向山八幡宮へ抜けると
もう東大寺の境内です。

では続きはまた明日・・・。

小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月18日水曜日

奈良公園の巨樹巨木めぐり~前編~

奈良市観光情報センターのサイトから
「奈良公園の巨樹」マップをダウンロードして、今日は午後から
飛火野~春日大社~ささやきの小径往復~東大寺方面へと戻るコースを
『巨樹を見る』ことを中心に一人で歩いてみました。

(ここ数日車を使えないので自転車か歩きで遊ぶこと楽しんでます。)



奈良公園の巨樹マップは6つのエリアに分かれていて

1:興福寺周辺
2:東大寺周辺
3:春日大社周辺
4:春日奥山遊歩道[北]
5:春日奥山遊歩道[南]
6:滝坂の道周辺

興福寺周辺には幹周り3m以上の巨樹は3本しかないので今回はパス。
春日奥山遊歩道も時間的にきついので次回のお楽しみにということで
今回は春日大社・東大寺周辺を回ってみました。

では、まず国立博物館から飛火野周辺の巨樹を・・・☆

(樹木名の前の番号はマップに記載されている樹木番号です。)

303ムクロジ 

博物館から表参道への角に立つムクロジ(樹高16m)
この木は公園の名物樹木であります。

何故って?

ほら! 

幹の中心から竹がのぞいているのです!
アップでもご覧下さい。

根っこも迫力! 

春日大社の参道を進んで行きます。

参道北側エリアのクスノキ(樹高34m)

322クスノキ 

万歳したり踊ってるようなシルエット☆











 320クスノキ

飛火野、明治天皇御臨席記念植樹のクスノキ(26m)
周囲に日光を遮るものがないので樹勢盛んな枝ぶりです。

飛火野から見る御蓋山 

大文字の送り火の高円山も見えます。

飛火野をどんどん南へ、奥飛火野の方へ進みます。
2本目の小川のほとり、そこにはこんなクスノキが。

321クスノキ 







主幹が焼損されて残った
表皮で育っている。
この木も特異な樹形から
ちょっと有名な木。











今日の飛火野は360度周囲に誰もいなかった。


  
    
      
        
          
            

この後は春日大社の境内へ・・・続く。

小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月17日火曜日

菅原天満宮で70年ぶりに「鷽替え神事」

昨日ご紹介したたーさんの日記にも載っていましたが

奈良市菅原町にある菅原天満宮でこのたび約70年ぶりに
「鷽替え神事」が復活するそうです。




この神事は、参拝者が鷽(うそ)のお守りを一体ずつ買い、
それを「かえましょう」「かえましょう」と云いながら
交換しあい、数多く交換しましたら、それだけ
「鷽(うそ)」が「真(まこと)」に変わって福を呼ぶと
いわれている楽しそうな行事です。

詳しい内容は奈良新聞のサイトにも載っていますが、

以下抜粋>>

菅原道真が大宰府に流された翌年(902年)、
道真が悪魔ばらいの祈とう中、
無数のハチが参拝者を刺して苦しめている時、
鷽の大群が飛来してハチを食い尽くし危難を救った伝説にちなむ神事。

道真ゆかりの各地の神社で1100年余り続き、
菅原天満宮も戦前まで行われていたという。
宮司らが行事の再興を願い、
昨年、氏子ら関係者の間で試行したところ好評で、
今年から本式に営むことになった。

神事は、鷽のお守りを買い求めた参拝者たちが
「かえましょ」「かえましょ」と唱えながら交換。
数多く交換すればうそが真に変わるとされる。
太鼓の合図で交換を止め、お守りの箱についている番号をもとに、
福引大会を繰り広げる。


「鷽替え神事」

6月25日(水)
 菅公誕生祭 11:00より
 鷽替え神事 13:00より
 鷽お守り一体 1000円
 問合せ 菅原天満宮 0742-45-3567

一刀彫の鷽のお守りもかわいいし、楽しそうな神事だし
福引にも惹かれるし^^
当日はぜひとも行ってみたいと思っています。
皆さまも是非☆

<おまけの画像>

昨日元興寺の門前で撮ったハルシャギクと紫陽花の写真です。
ハルシャギク、蕾の頃に訪れた時はコスモスかなと思ってました。
今がちょうど満開でした。




















小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月16日月曜日

奈良町でちょこっと一杯♪

ようやく描きかけの絵が一段落し、
図録用の写真撮りをして→
現像をお願いしに奈良駅近くまでぶらりと自転車で出かけました。

写真屋さんの近くには率川神社が。
三枝祭のちょうど宵宮の準備中でした。

現像待ちの間、以前から一度行ってみたかった
奈良町の「ちょこっとカフェ」へ。

元興寺極楽坊東門門前にある小川酒店さんが
店先に小粋な演出をされています。

創業明治初年、築80年の町家の店先に
ワイン・ビール・奈良の地酒などが気楽に飲めて
そしてめちゃくちゃ寛げる「ちょこっとカフェ」があるのです。


     

店先の縁台で、世界遺産元興寺を眺めつつ寛げる
これぞ元祖「オープンカフェ」!

瓶のラムネや「当たり前田のクラッカー」なんていう懐かしいものも。
グラスワインもネーミングが面白いな~と思っていたら
それぞれちゃんとした曰くつきの代物で。 

私はお薦めの新製品「ビオナーデ」を一本。 

オーガニック麦芽炭酸飲料「ビオナーデ」(370円)
きりっとすっきり爽やかな美味しさ。
何より一本でたっぷりグラスで何度も楽しめて嬉しかったな。


お店は創業明治初年とあって看板やポスターやラベルやら
懐かしいお宝がいっぱい、面白いものがたくさんありましたよ。










そして私が腰をおろしている縁台も実はこれ荷を運ぶトロッコで
家の奥まで60メートルのレールが続いているのです。




清酒発祥の地、奈良。
奈良の地酒も豊富です! 


お店は元興寺極楽坊門前です。
開店時間:平日は15:00より、土日は10:00から(閉店は19:00)
そしてお店番のたーさんのブログが近頃私の毎晩の楽しみなんです。
だってほら、看板犬のごえちゃんがかわいくって^^

では最後にお店の看板犬ごえもん君の登場です。

お客さまが入ってこられたら 

いらっしゃいませ~とお出迎え^^ 

 またお越しくださいね~

小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月14日土曜日

国宝 法隆寺金堂展

奈良国立博物館で「国宝 法隆寺金堂展」が始まり
初日の今日、早速行ってまいりました。



今年の2月に法隆寺を久しぶりに訪れた折
金堂の中もゆっくり拝観したのでしたが、

堂内はかなり暗くて、たくさんの仏さま達の姿を
印象深く目に留めることはできませんでした。

(以前の「法隆寺展」で鑑賞した天蓋の素晴らしさを
もう一度ナマで見たいと目を凝らしてそちらばかり。
また、入江さんの写真で見た四天王像の足元の邪鬼も
気になって、そんなところを一生懸命見ていたっけ。)

だから博物館の空間で展示されている四天王像が
これほどリアルにくっきりと目に飛び込んできて
つい4ヶ月前に見た時と印象があまりに違うのが
新鮮で大きな驚きです。

360度、背中も見れます。
仏さまの背中は普段見れないので、
こういう機会の時の仏像には人間くささを感じて
親しみを覚えてしまいます。
(やっぱり肩とか腰とかのラインがいいですね。)

会期前半は四天王の内、広目天、多聞天の二体のみ。
持国天、増長天と四体揃うのは7/1からです。

四体揃って寺外へ出られるのは初めてらしいので
7月になったらもう一度行ってみようかと思っています。

飛鳥時代に造られた日本最古の四天王、
東大寺戒壇院や三月堂、興福寺東金堂や北円堂などにある
四天王像とは趣きが全然違って、中国大陸のイメージが濃厚。

『仏像は本来あるべき場所であるべき姿で
祈りの対象として拝するもの』という考え方もありますが、

こうして細部まで鑑賞できることで、
その仏像が私の中で具体的なものとして
意味を持ち、より身近に感じられる。
何より1300年以上も前の超一級品の芸術に触れ
この上ない喜びを感じられるのは幸せなこと。


その他に、天蓋も間近(目の高さ)に展示されていて
やはりこれはすごいものですね!何度見ても感動です。

展示室一室のみの展示でしたが、かなり濃厚な内容で
たっぷり堪能、満足できますよ。
(一室のみの展示の方が集中力が途切れなくて私は好き)

二室目の展示室には特別陳列「建築を表現する」が
同時開催されています。(「法隆寺金堂」展のチケットで入場できる)

建築表現として建物が描かれている『信貴山縁起絵巻〈飛倉巻〉』が
なんとここに出ていて、国宝の絵巻をじっくりと拝見♪

また第三室目(西新館)では「繍仏と染織の美」が展示されていて、
右手真ん中あたりに展示されている青磁のお椀とお皿に
私の目は釘付け!

鎌倉時代の出雲地方の古墓出土品で中国南宋時代の龍泉窯のもの。
でもまるで李朝の青磁ではないですか!かっこいい!

その隣の奈良正暦寺の牡丹唐草文の青磁鉢も民芸好きが見たら
ひとたまりもない素晴らしさですよ!(同じく南宋時代の龍泉窯)

正面中央には中宮寺の『天寿国繍帳』(国宝)が(7/13まで)。
これも刺繍好き、手芸好き、布好きが見たら卒倒モノの素晴らしさです。

「法隆寺金堂」展だけでなく、どうぞゆっくり奈良の国立博物館を
ご覧になってくださいね。(勿論常設展も!)


飛天図 

天蓋  

四天王像 
(写真は絵ハガキより)

法隆寺金堂(撮影2/7)


「国宝 法隆寺金堂展」

会期:6/14(土)~7/21(月・祝)
会場:奈良国立博物館東新館
休館日:毎週月曜日(7/21は開館)
開館時間:9:30~17:00(毎週金曜日は19:00まで)

公開講座:
6/14(土)「年輪から法隆寺西院伽藍と
              金堂天蓋の年代を読み解く」
         総合地球環境学研究所客員教授 光谷拓実
6/21(土)「法隆寺金堂壁画の世界」
         東大寺総合文化センター設立準備室長 梶谷亮治
6/28(土)「法隆寺金堂の金石文と聖徳太子」
         奈良大学教授 東野治之
7/12(土)「法隆寺金堂四天王像の諸問題」
         奈良国立博物館学芸部部長補佐 岩田茂樹
7/19(土)「建築史からみる法隆寺金堂」
         元奈良国立文化財研究所所長 鈴木嘉吉
 ※午後1時30分~3時。
   (開場午後1時、講堂入口で整理券を配布します)
  国立博物館講堂にて。聴講無料、定員200名。

サンデートーク:
7/20(日)「法隆寺金堂台座の絵を読み解く」
         奈良国立博物館研究員 谷口耕生
 ※午後2時~3時30分。(開場午後1時30分)
  国立博物館講堂にて。聴講無料。


小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月13日金曜日

大仏蛍、飛んでます!

大仏蛍☆昨晩飛んでいるのを確認しました!

大仏殿裏の講堂跡の真ん中あたりに
せせらぎのような小川があります。

この小川沿いに蛍が毎年6月中旬から下旬にかけて
数は少ないながらも、ふわりふわりと優雅に飛び交います。

今年はまだ気温も低いので(特に夜は)
蛍もうそろそろかなと気になりながらもまだだろうなあと、
半分ダメモトでお出かけの帰りに立ち寄ってみました。

時間も深夜の0時を回ってましたので
(蛍のよく飛ぶ時間は8~9時台と聞いていたから)
時間的にもダメモトで通ってみましたら

飛んでいた☆☆☆

1、2、3羽・・・本当に数えるほどしか見えなかったけれど
目の前をふわ~ふわ~と美しい光をほのかに点滅させながら
優雅に飛んでいました。

本当に少しの蛍だったけど
でもし~んとした真夜中の講堂跡に私達と蛍だけの時間。
真っ暗闇の中、木立からはかすかに初夏の匂い。

今年最初に夏が来たことを感じた一瞬だった。

大仏蛍(源氏蛍)・・・
その昔は奈良公園のあちこちで舞っていたそうですが、
一時絶滅寸前まで少なくなって「大仏蛍を守る会」による努力のおかげで
現在は自然の状態で繁殖しているそうです。

多く飛んでいるのは講堂跡の小川沿いと
二月堂裏参道に上がるところの小川沿い。

やはり6月下旬の方がもっと多く飛んでいます。

そして7月に入ると少なくなるようですが
奈良公園のライトアップも始まりますので
そちらも楽しみながらの蛍見学
どうぞお越しくださいね。

私のカメラではまったく上手く撮れなかったけれど・・・


    ↑
笑わないでくださいね^^
拡大したら2粒ほどの光の粒がほのかにほのかに・・・
(想像してくださいませ)

で、お昼間の講堂跡はこんな感じです。



梅雨の晴れ間の一日、緑がみずみずしい☆

追記>>

この日記の翌日にお出かけのお客さまのお話によると
2~3羽どころかたくさんの蛍が飛び交っていたそうで
もうちょっと早い時間帯に行かなければならないのですね。
でも8時台では人出と車の多さにびっくりという情報もあります。
できれば平日のお出かけがお薦めですね。
あまりフラッシュをたくのはよくないのですが、
こそっとリベンジ写真撮りましたので^^
   ↓
















小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月9日月曜日

ざくろの花

今年も庭のざくろの花が満開だ。




ざくろの花のオレンジを見ると 
つい口ずさむのは「うた」という歌。

ざくろの花のオレンジを 六月の雨がそっとたたく時
その下をくぐる僕の心は 鉛色の雲のように暗い
口ずさむ歌は煙になって 青葉の群に吸いこまれる

※くたばってもいい 死んでもいい
 僕の血が そっくりそのまま
 声となり言葉となって 
 今を時代を唄うなら

降りしきる雪のホワイトが 一月の屋根をふわりと飾る時
その下で暮らす僕の心は ストーブの炎のように赤い
口ずさむ歌は匂いになって 窓ガラスにまとわりつく

 (※Refrein)

雨上がりの虹の七色が 八月のビルにほのかに笑う時
その前にたたずむ僕の心は ビー玉の縞のようにきらめく
口ずさむ歌はひびきかわして 大空めがけかけ抜けて行く

 (※Refrein)


「うた」作詞:田川律 作曲:大塚まさじ





この柘榴の木は奈良倶楽部をつくった時に植えた木だから
毎年6月になれば もうかれこれ20年も
私はこのうたを口ずさんでるんだ。




◇大塚まさじライブ◇

今年20回目の大塚まさじさんの奈良倶楽部でのライブは
10月5日(日)に決定しました☆
毎年楽しみにお越しいただいているあの方この方
今年もスケジュールにいれておいて下さいね!

◇映画「ゆめみたか」◇

田川律さんの日常を追った記録映画「ゆめみたか」は
いよいよ来月から上映されます☆
詳細はこちらで。




小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月7日土曜日

聖武天皇ご命日

観光産業の端くれに従事していますので、奈良の観光行事などには
できるだけアンテナを張っているつもりだったのですが・・・

今日、6月7日は旧暦でいう聖武天皇の命日で、
この日に聖武天皇陵では宮内庁主催のお祀りが行われる

ということについては初耳でした。

ご宿泊のお客さまから教えていただきました。

朝10時から30分ほどらしいので、
私も急いで駆けつけてみたのですが・・・
(聖武天皇陵は奈良倶楽部から自転車で5分ほど)

それらしい様子はどこにも見当たらないし。

教えていただいたお客さまも、
「毎年お参りに来ているのにおかしいなあ」と怪訝な様子で
「ひょっとして今年は土曜日だから?」
「宮内庁はお役所だから土曜日にはされないのかな?」
ということは前倒しで昨日に執り行われたか、
はたまた明後日の月曜日にされるのか???

聖武天皇ご命日といえば5月2日で、東大寺ではその日が「聖武天皇祭」
地元の鼓阪小学校ではこの日は半ドンだったような記憶があります。
(子供達が小学校を卒業してもう何年も経ってるから曖昧ですが)

そして翌日5/3には東大寺一山の僧侶が佐保御陵(聖武天皇陵)に
参拝する「山陵祭」が行われますが、この参拝は東大寺が主催。

そして旧暦の命日は宮内庁が主催だそうです。

んん~~知らなかった~~

ということで、帰ってから、
こういう情報ってネットで検索してみたら何かわかるかな?と
「聖武天皇 命日」で探してみました。

結局6/7についての情報は何も得られませんでしたが、
(宮内庁のHPにも記載されていないのでした)

「聖武天皇祭」についてたくさんの方がブログにアップされていて、
そんな中から、地元奈良の方が発信されている
素敵なブログを見つけちゃいました☆
興味の対象が似ているというか、
感性が似ているような気がして何だか親近感を感じています。

ブログを始めてから色々なブログを読むようになり、
お会いしたことがないブログ主さんのほうが多いのですが、

書かれた文章から受け取る言葉のかけらのひとつ、
何気ない小さな言葉のかけらからでも
想像の翼は大きく膨らんで、私の日常に彩りを添えてくれてます。

xxx反対に考えれば、PCを通した文字ばかり見ていて
ちゃんとした本を近頃読まなくなったxxxちょっと反省

今日はまとまらない取り止めのない日記になってしまいましたね。
こんな日もあり・・・ということで☆

小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月6日金曜日

秋篠寺へ

今日、秋篠寺では一年に一日だけ
秘仏大元帥明王像が特別開扉されます。




秋篠寺といえば・・・
美しく艶かしい仏さま「伎芸天」や、
国宝・本堂の簡素にして優美な建築美や、
鬱蒼とした境内の中に輝く緑深き苔庭の美しさなど・・・
















静寂の中の古刹、美しい寺というイメージを持っていました。

でも、今日、訪れてみるとまた違った印象を受けます。

大元帥明王像(たいげんみょうおう)
本堂の南西に立っているお堂の中にいらっしゃいます。

一日だけの秘仏公開なので朝からたくさんの人達が
お参りに来られ、お堂の周りまで並んで拝観です。



私もしばらく並んでお堂の中へ入って、お参りしました。

この憤怒の形相の仏さま、すごい迫力ある姿で
よく見ると全身に蛇が巻きついています。

今日は本堂の中も人がいっぱい。

伎芸天はじめ本堂の中の仏像は、
手が届くくらいの間近で拝むことができるのですね。

森の中に佇む静けきお寺・・・
今度はもう少し人の少ない頃に訪れたいなと思いました。


「大元帥明王像特別開扉」
 
 6/6(金) 9:30~16:30
 
 奈良時代最後の天皇である光仁天皇の勅願により開かれ、
 真言密教の場として隆盛を極めたお寺。 
 大元帥明王が出現されたという伝説があり、
 一年に1日だけ秘仏大元帥明王像が特別開扉されます。
  
 拝観料:500円(中学生以下の拝観不可)
 問合せ:0742-45-4600


小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月4日水曜日

唐招提寺へ~盧舎那仏坐像が公開中~

唐招提寺では開山忌にあわせて毎年この時期に
国宝・鑑真和上坐像と東山魁夷画伯の障壁画が特別公開されています。

「鑑真大和上坐像と御影堂障壁画 特別開扉」
  5/31(土)~6/8(日)9:00~16:00





  


国宝三尊(盧舎那仏坐像・千手観音立像・薬師如来立像)も期間中
仏像修理所で一般公開されています。

金堂の平成大修理に合わせたご三尊の
修理作業も順調に進んで
今年の9月には金堂へお戻りになり、こちらでの公開は
これが最後ということで、久しぶりに唐招提寺へ行ってきました。

+++本来仏さまはあるべき場所で拝するのが本来の姿であって、
仏像修理所でなんて!まして蛍光灯の灯りの下でなんて!

・・・とよく思う(思ってた)のですが・・・・・・

そんな私の小さな拘りなんかどこかへ吹き飛んで行くくらい

盧舎那仏坐像、素晴らしかったです!!

体育館みたいな修理所ですが、ご三尊が入り口のところでぱーっと目に入り
その瞬間に圧倒的な存在感で迫ってきて、心が射抜かれる感じ。

畳敷きのところに台座をはずして座しておられるので
目の高さに、手を伸ばせばすぐそこに触れられるくらいのところで
ものすごく(気持ち的にも)身近に感じられた。。。寡黙な男前のひとだ。

すごいなあ、すごいなあと涙がでるくらい感動してしまった。。。

ほとんど無宗教であんまり仏像に詳しくはないし、
仏さまに手を合わすときってご利益を願ってのことが多いけど

たまに、たまにですが、こういう感動(衝動?)を感じることもあり
盧舎那仏の前で無意識に手を合わせていた私。

ふっと我に返って周りを見れば、私みたいな人達ばかり。
大勢の人達がいるにも関わらず、
そこの場所だけ静寂な空気で包まれていたような感触。

すごく温かい気持ちに包まれて、
あとはのんびりお寺の中の散策を楽しみました。

 修理中の金堂

 



 うちわまきの鐘楼

御影堂前 
青空に映えて幡が美しい。

唐招提寺に東山魁夷画伯の障壁画が奉納されたのは1975年。
たしか大学在学中で、それから結婚して東京へ行くまでの数年間
毎年見に来ていたほど東山魁夷好きだった私。

襖絵、本当に久しぶりの対面でした。

独特のブルーの画面が静謐とした空間を構成していて
あれから30年以上経っているのに、さすが色褪せていないなあ。

それよりも、あの若かった頃には気がつかなかった
ここのお寺の魅力!

ふかふかの柔らかいベルベットのような苔の庭!







誰もいなかったらこっそり苔の上でごろごろしてみたかったり♪

今日は光のシャワーが庭一面に降りそそいで
葉陰が綺麗に映されています。




これほど緑豊かなお寺だったとは☆

金堂も 

校倉も 

講堂も  

どこもかしこも緑にラッピングされているようで・・・。

そういえば、苔にラッピングされた幹もありましたよ^^

  

ちょうど開山忌に合わせて美しく緑が輝いているのでしょうか。

創建当時の天平の面影がそこかしこに残るお寺の印象が少し変わりました。

そうそう「天平の甍」は新宝蔵館で見られますよ。

新宝蔵館前の「きささげ」という大木 
白い花が満開でした。

唐招提寺

tel:0742-33-7900
拝観時間:8:30~17:00(受付16:30)
拝観料:600円(御影堂は別途500円・新宝蔵館は100円)
近鉄「西ノ京駅」下車徒歩10分
有料駐車場有り(500円)

御影堂・仏像修理所公開は6月8日(日)まで。(9:00~16:00)


小さなホテル奈良倶楽部













  

2008年6月3日火曜日

ポジャギ展のご案内いろいろ☆

今日は朝早くから神戸まで
李京玉さんのポジャギ展を見に行ってきました。

NHKのおしゃれ工房で取り上げられたポジャギたちが
「暮らしのポジャギ~韓国の手仕事をいつも身近に~」という
一冊になり、その出版記念の作品展です。

日々の暮らしの中で使えるものをという視点で作られたポジャギたち。

エコバッグやエプロンやストール、鍋つかみに風鈴に・・・etc.etc.
涼しげで軽やかで可愛くて、すぐ使ってみたくなるようなモノばかり♪
















『李京玉(い・きょんおく)ポジャギ展』

◇神戸大丸7階「暮らしのギャラリー」
 6/3~6/8(最終日は17:00まで)
◇日本橋高島屋7階「ギャラリー遊工房」
 6/11~17(最終日は17:00まで)

またこれは9月の話ですが、
李京玉さんが主催する教室の作品展が奈良でも開催されますよ!

◇国際奈良学セミナーハウス内旧世尊院にて

『韓の国(からのくに)の手仕事 ポジャギ-絹と麻 素材の美』
 2008年9月18日(木)~9月28日(日)
 10:00~19:00(最終日は17:00)

そして同じく9月には、

京都の高麗美術館にて
『ポジャギとチョガッポ』展も開催されます!
(9/6~10/13 10:00~17:00 月曜日休み)



こちらは韓国刺繍博物館コレクションを中心にした作品展です。
楽しみですね!
(会期中に刺繍博物館館長の許東華先生の講演会もありますよ。)

神戸から大急ぎで奈良に戻ってきましたら、
奈良市内在住の福jyumoniさんが遊びに寄って下さいました。

京都の素夢子でのポジャギ展を見に行ってこられたとか。

そして福jyumoniさん達も12月に奈良で韓紙工芸とポジャギの作品展
『福を繋ぐ韓国の布と紙』展を開催されるそう。
12/3~12/8 奈良市学園前の「アートサロン空」にて。
詳細はまた間近になったらお知らせします。

東京ではnunochaさん達の『日傘展』が大盛況の模様だし。
(『日傘展』の詳細はpojagi.jpさんのこちらをご覧下さい。)

あっちこっちでポジャギ展☆★☆★

ここでちょっとカミングアウトしちゃうけど

これだけポジャギ好きな私メ・・・実は針と糸が持てませ~ん。
全くもって持てないのです^^

ふふ^^だからこそ純粋に楽しめちゃうのですよ♪

小さなホテル奈良倶楽部

2008年6月1日日曜日

鳥の巣の不思議

暦は5月から6月へ。
万緑も日に日に濃くなり美しく輝いていますね。

5月の初め頃から
我が家の中庭のハナミズキの枝に飛んで来ては
生い茂る葉っぱのなりゆき具合をチェックしている
ヒヨドリの夫婦がおります。

5月8日 

伊勢旅行から帰ってきたらこんなビニール紐が吊るされていた。
巣を作るつもりで運んできたのでしょうけど、
頭上の葉がまだ充分生い茂ってないので諦めたようでした。

その後このビニール紐は、他所で巣作りする鳥たちが持ち去って
すっかり綺麗に片付いたのでしたが・・・

5月15日 

また新たな紐がぶら下がり・・・

でもまだそれほど葉っぱが生い茂ってないので
この日も作業はここで終わってしまい
いつの間にかこの紐も無くなっていました。

その間、日に日に濃くなっていくハナミズキの葉。

そして5月28日  

大量のビニール紐が投入されだしました。
せっせとビニール紐を枝に巻きつけては器用に編みこんでいってます。

5月30日 
          

踊場の窓からも間近に見えますよ。

 真剣な顔つきでしょ。

5月31日も 

朝早くからせっせと巣作りしています。

でも・・・でもね。

お昼頃にちょっと雨が降ったんです。

まだ頭上の葉っぱがヒナ達を護ってくれるほども生い茂ってないことに気がついたようです。

昨日のお昼からもう巣作りにやって来なくなりました。

今日はずっとこのまま
中途半端なままの巣です。

でもこれでよかったんでしょうね。
卵を産んで2週間ほどじっと温めている時も
ヒナが孵って巣立っていくまでの2週間も
これからちょうど一ヶ月、ちょうど梅雨時ですものね。

それにしても綿密に基礎作りをしていたなあ。

あのビニール紐はどこから捜してくるのかしら?
巣の土台はあれで作るといいのよと、鳥同士で学習しているのかな?

そもそもビニール紐がなかった昔は何で基礎作りしていたのかしら?

んん~不思議だ。。。

同じ中庭にある鳩の巣の跡 

編みこまれていた小枝はほとんど分解されて
今、巣作りに追われている鳥たちが運び去ってます。

鳥の世界もリサイクル。。。

ちなみにこの鳩はちゃんと雛を孵したのだけど、
孵した翌日にもっと大きな鳥に運び去られたようで
生き物たちの食物連鎖とはいえ
親鳥がちょっと留守をした合間の出来事はあまりにかわいそうでした。

ほんの小さな中庭の物語でした。

小さなホテル奈良倶楽部