奈良倶楽部から遊歩道入り口まで歩いて約45分。
春日大社の神域「春日山原生林」(世界遺産)の周りを歩きますので
まず途中に春日大社へ寄ってお参りをしました。
春日大社本殿から若宮神社への途中にある、
御蓋山山頂の本宮へ向かって遥拝する「本宮遥拝所」
金龍神社の傍を通って遊歩道入り口へ。
すぐにマップ上に記載されている巨樹たちが迎えてくれます。
(樹木名の前に記した番号はマップ上の樹木番号です。)
502イチイガシ
樹周5,8m。樹高36m。
503エドヒガン
樹高23m。南部交番所の屋根を越えて大きく張り出した枝。
お彼岸の頃に淡い紅色の花を咲かせて綺麗です。
508ツブラジイ
樹高31mの上部
511エノキ
地上2mあたりから大きく枝分かれした幹周4mを越える巨樹。
象の脚のような皮目をしている。樹高27m。
↓
512イヌザクラ
妙見堂そばにあり谷に大きく枝を張り出している。樹高22m。
ここまでマップを見ながらだったので1時間もかかり
まだ先は長いので、どんどん進みます。
「それにしても、老犬を連れてこなくてよかったね。」と
こんな素晴らしい森林を歩きながらも、夫婦の会話は、
「もし犬も一緒だったらどうだったろう・・・」とかばかり^^
「グーが若い頃は僕、毎日この道をジョギングしてたのに」
懐かしい思い出話も出てきます^^
10年程若かりし頃、
愛犬グーが1~2歳、夫も40歳の頃、
山歩きに山走りが大好きだった頃。
その頃勉強していた資格試験の丸暗記には
ジョギングがすごく効果あったようで、
びっくりされるかもしれませんが、
犬を連れて冬場の毎日、春日山を縦走していたのです。
私はまだ4~5回しか歩いていないので
道中の感覚を覚えるのに必死です。
(今度は一人で歩いてみたいな・・と思いつつ)
遊歩道南部の半分以上が過ぎました。
513イロハモミジ
この辺りには石のベンチや休憩所あり。(トイレは無い)
ここからは、
天を覆い視界を遮るくらい高い木々が続きます。
また、聳え立つような高いスギも多く続きます。
スギは樹高45mという巨木もあります。
首切り地蔵の休憩所(トイレ有り)まで来ました。
荒木又右衛門が試し斬りしたと伝えられる
首切り地蔵。(鎌倉時代の作)
ここから芳山交番所まで滝坂の道を歩くことにしました。
右が滝坂の道、左が遊歩道。
滝坂の道は江戸中期に奈良奉行によって敷かれた石畳の道。
昭和初期まで柳生と奈良を結ぶ生活道として使われていました。
(昔、この滝坂の道から柳生街道を円成寺まで歩きましたが
大変険しかったです。片道3時間以上かかったような記憶が・・)
ここからの滝坂の道の途中には石窟仏があります。
(※夕日観音、寝仏、朝日観音などの石仏は
この首切り地蔵までの私達が歩いていない道中にあります。)
詳しい説明は・・
↓
上の3枚の写真の石窟仏は本当は金網の中にあるのです。
滝坂の道は登りがきついです。
ようやく芳山交番所に到着。
ここから若草山までは奥山ドライブウェーを通ります。
車道だけど舗装されてないので遊歩道と勘違いしそうです。
通行車には気をつけないと!でも歩いている間の1時間中には
2台しかすれ違わなかったです・・・。
ドライブウェーから鶯の滝、そして若草山山頂へは
その3に続きます。
小さなホテル奈良倶楽部