2008年8月8日金曜日

新聞記事から奈良の話題を3点ご紹介☆

連日の猛暑と、週末を控え、かなり忙しくなってきたのとで
しばらくウロウロとお出かけもできなくなりましたので
今日はこの最近に載っていた新聞記事から奈良の話題をご紹介です。


その1>>奈良少年刑務所で
山下洋輔さんがピアノコンサート☆




今年創立100周年を迎えた奈良少年刑務所(般若寺の近くです)で
9月13日、ジャズピアニストの山下洋輔さんのコンサートが開かれます。

コンサートは受刑者ではなく一般の市民が対象で、入場無料。

9/13,9/14の2日間に行われる「矯正展」のプログラムの一環として
100周年記念事業として行われます。

奈良少年刑務所は山下洋輔さんの祖父、故・啓次郎さんが設計したもので、
1908年(明治41年)完成。今年が創立100周年にあたります。
受刑者を収容している矯正施設としては国内最古で、
ほぼ完成当時の形で残っている赤煉瓦造りの貴重な建物です。

11:00開演で、席は200席。
入場無料なので、先着順か、整理券発行か、入場制限するのか未だ未定。

問合せは同刑務所まで。(tel:0742-22-4961)

昨年の「少年刑務所矯正展」を訪れた時のようすはこちらを。

その2>>大仏さまの「お身ぬぐい」




8/8の朝日新聞朝刊奈良版より。
記者の方が「お身ぬぐい」の作業に参加した模様が載っているのですが、

大仏さまの手の平に乗って見えたこととして、

鼻の穴の中にさらに三つの穴があること。
腰のあたりに小さなドアがあって、そこから大仏の中に入れること。
大仏の内側には精巧な木組みがあって非常にうまく大仏を支えていること。
大仏本体の裏側には創建当時の鋳型の土の一部が残っていること。
膝元の所々に蓮弁部分にあるはずの毛彫りで刻まれた仏様の絵があること。
それは、戦国時代の戦火の修理をした時に蓮弁部分から継ぎ足したこと。


などなど、間近で見たからこそわかったことが書かれていました。

昨年の「お身ぬぐい」の日記はこちらに。

その3>>散華を古都の特産品に☆


  
   ↑
これは昨年、飛鳥園で買った杉本健吉画伯が描かれた散華のカレンダーより。

8/8朝日新聞夕刊より


寺が法要の際に撒くハスの花びら状の紙「散華(さんげ)」の
保存に向けたNPO法人を、奈良県の経済人らが発足させた。
芸術性が高く「手のひらサイズの美術品」とも呼ばれるが
配布後はそのまま散逸していた。
古都の新たな特産品として各寺に販売してもらい、
将来的には美術館の建設も計画している。


NPOは散華の印刷も請け負う岡村印刷工業が中心となって
「美術散華保存会」として発足。

『散華は奈良が誇る素晴らしい美術品なのに注目されてこなかった。
奈良の文化を広げるきっかけにしたい』と岡村印刷社長




本当に!大賛成!!
と、散華大好きの私は思いました♪


   ↑
これはヨーク・シュマイサーさんの描かれた散華。
大仏殿中門出口付近の売店で3枚1000円で販売されてます。

印刷されたものだけど、凝ったデザインが美しく
本当に「手のひらサイズの美術品」ですよね。

奈良が誇る素晴らしい美術品、奈良の文化がもっと発信できますように!

小さなホテル奈良倶楽部