2010年2月8日月曜日

祈りの回廊〜秘宝秘仏特別開扉「元興寺 禅室影向間」

  
「平城遷都1300年祭」記念行事の『祈りの回廊〜秘宝秘仏特別開扉』の一つであります
元興寺の国宝・禅室 影向間の特別公開に行ってきました。

初めに、私はちょっと勘違いをしていました。今回の特別公開で
元興寺の禅室全体が見られると思っていたのですが
今回は禅室の西南部分にある影向間(ようごうのま)という部屋だけが公開されています。

禅室の広間の方には、私の大好きな画家、須田剋太画伯が奉納された大衝立が六立てあって
こちらを見てみたいというのが実は私の本心なのです。

だから元興寺に着いて、影向間だけだったのが判ってちょっと落胆したのでしたが
気を取り直して拝観させていただきました。

なぜこの部屋を影向間(ようごうのま)と呼ぶのでしょうか?
元興寺のサイトに説明が書いてありました。→こちら

宝庫のように使われていたそうで、この部屋に収蔵されている
重要文化財厨子入智光曼荼羅(ずしいりちこうまんだら)・伝智光法師藕糸(ぐうし)袈裟・春日曼荼羅も特別に公開されています。
余談ながら須田画伯のデッサン描きのようなものもありました。

そして帰宅してから「祈りの回廊」のHPを探していましたら

元興寺では秋に
禅室(国宝)の内部に入っての特別拝観があると書いてありました。やった♪
2010年のみ公開で10/1~11/30の期間だそうです。

また禅室の屋根裏探検も10/17~11/13の期間に開催されるそうで
こちらは申込制。いつから申し込み可能なのかお寺にお尋ねしたのですが
まだ詳細が決まってないそうで4月頃にもう一度尋ねて下さいというお返事でした。
屋根裏探検なんて面白そうですね。

元興寺の詳しい情報はこちらをご欄下さい。
須田画伯の衝立をこっそり覗き見た時の日記はこちらです。

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「祈りの回廊」についてですが
薬師寺の東塔の初層内陣が2010年4/8~10/31の長期に渡って公開されることが発表になりました。
「奈良倶楽部通信」でも、後日また「祈りの回廊」特別公開の内容で
わかっているところをまとめてみようと思ってます。
2010年だけの特別公開も多いので、この機会に「今年は奈良へ行こう!」と
是非思い切ってお越し下さいね!