先日お知らせしました、一箱古本市「大門玉手箱」が開催されます会場の
「大門市場」を今日はご紹介いたします☆
「大門玉手箱」主催者の一人、りんさんがブログに書いて下さった文章を以下引用。
【市場建設の発端】 今小路町内会で市場が欲しいと提案があった。 もともとあった家屋(借家7軒)を曳家して土地を確保。 大阪の市場を見学などして建設に着手。 昭和35年7月に完成。 県に申請して「公設大門市場」として営業開始。 開業当時は35店舗で、1店舗標準間口は一間半ずつを所有していた。 東側前面(バス通りに面している方)は木造であとの部分は軽量鉄骨造。 【現状】 大門市場開業当時、市場という形態が流行しはじめ、奈良市内に約20か所の市場が建設された。 現在も市場が残っているのは「大門」「椿井」のみ。 ただし、市場本来のシステムを色濃く維持しているのは「大門」。 とはいえ、現在、市場内で営業している店舗は約12。 …上記は奈良女子大「大門市場活性化プロジェクト」でオーナーから聞き取り調査をされた内容に若干の補足を加えたものです。 (2005年5月24日ヒアリング) きたまちのまちづくり関連の資料集の中にあったので、引用させていただきました。 「だいもん」ではなく「おおもん」なんですね。 国宝転害門のことを近くに住む人たちは、ざくっと「おおもん」と言っていたそうです。 (とはいえ、実際にそう言っている人をまだ知らないのですが…)
創設当時35店舗あったのが12店舗に・・・となっていますが
今年になって空き店舗が増え、今は8店舗になっています。
国宝・転害門(てがいもん)を大門(おおもん)と言うとは知りませんでしたが
かつては賑わい、由緒ある市場だったことが伝わってきます。
実際、数年前までは 八百屋、豆腐屋、魚屋、寿司屋、お惣菜屋、小間物屋、服屋があり
肉屋、かしわ(鶏肉)屋、花屋、薬屋、天ぷら屋と何でもここで用が足りていたのでした。
参加者の自己紹介の中に書いたように
こういうイベントというものに、ほとんど参加したことがなかった私が
めずらしく参加表明したのは、会場が大門市場だったことが大きな理由なのです。
この地域に住んで20年。大門市場がどんどん衰退していく様子を目にしているので
何かこういうことで少しでも人が集まってくれればいいな・・・と思ったのでした。
トップの画像は転害門の方から見た正面入り口。
こちらは駐車場からの南入り口→
こちらから入ったところは空き店舗が多く
ここが古本市の会場になるところです。
空き店舗を使って、毎月何か催しも開かれているようですが・・・。
今日は奈良大学落語研究会の学生さんが落語を披露されていました。
(でもお客さんはとても少なかったです・・・。)
では市場の中のお店をご紹介しましょう。
写真左:和牛と国産豚肉の専門店「松本精肉店」とは、もう20年来のお付き合い。
朝食のハムやウィンナーはこちらから配達してもらってます。
そのウィンナーはお客様にとっても評判がいいのですぞ♪
(配達の折に時々おまけでいただく手作りハンバーグもおいしいよ。)
写真中:通路の右が鶏肉専門店「鳥良」。かしわ(関西では鶏肉をかしわと言う)がおいしいと有名。
通路の左側が揚げたて天ぷらのお店「須山商店」。お惣菜も色々揃っていますよ。
写真右:いつも賑やかな薬屋さん「大門ドラッグ」
入店している店舗は少ないけれど、みんな和気藹々。
お客さんのほとんどが高齢化して少なくなっているけれど、人情味溢れる市場なのです。
では、次に大門市場周辺のご案内をします。
大門市場の3カ所の入り口のひとつ、北口を出たところには
あのレインボーラムネも売っている「萬林堂」があり。
駐車場の方には「ごはん芽屋」や「らんる」などランチにおいしいお店もあり。
そして国宝転害門の向こうには正倉院や大仏池があります。
←大仏池で水浴びする鹿が見られるかも。
散策やお茶したり・・・と、どうぞ皆さま!
29、30日は大門市場へお越し下さいね!!!
(私は29日のみの参加ですが・・・)
一箱古本市「大門玉手箱」
開催日:8月29日(土)30日(日)10:00~17:00(30日は少し早仕舞い)
会場:転害門前の大門市場内
大門市場の場所はこちら。