2009年9月15日火曜日

京丹波の「ギャラリー白田」へ

連日のレポになりますが。
「白の行方 韓国の白磁とポジャギ展」に出品されている朝鮮白磁の若き担い手さん達。
韓国 明知大学「1260#」の作家さん達も、本日でチェックアウトされました。
 初めて日本に来られた方がほとんどで
奈良が日本の印象として心に残るのだと思うと、お迎えする私達も少々緊張の5日間でした。
でも若い作家さん達は、国立博物館や東洋陶磁美術館、奈良の古社寺などに出かけて
たくさんのことを学び吸収されたようで、有意義な毎日を過ごされた様子でした。

最終日の今日は、日本の陶芸家の窯を訪ねてみたいというリクエストに
「くるみの木」の石村由起子さんのアレンジで
京都丹波の古民家で暮らす陶芸家、石井直人さんののぼり窯を訪問させていただきました。

  

  

石井さんが目指してこられた器は「人間古来の自由さや強さがでている」古代の焼きものだそうで
その時代に影響を与えた朝鮮の文化にも自然と惹かれるようになり、
ご自宅やアトリエには、韓国の家具や道具が暮らしの中に溶け込んで置かれ使われています。
  
石井さんの奥様のすみ子さんはクオリティの高い独特のセンスで、古民家での生活を楽しまれています。

ちょうど、今週末にオープンするご自宅横に併設の「ギャラリー白田」では
すみ子さんが選んだ職人の手仕事による台所道具や
現地で直接買い付けた韓国の美しい道具などが並び
あまりのセンスの素敵さに、私達一同「ほぉ〜」とうっとりため息でした。
  

 15年前に移築された古民家。
         古民家から見た「ギャラリー白田」
このお茶室の室礼といったら!  

9/19にオープンの「ギャラリー白田」は
金・土・日曜日の11:00〜18:00が開業時間です。
詳しくは
「独華陶邑(どっかとうゆう)」
というHPをご覧下さい。

・・・由起子さん、啓子さんもが、うっとりため息の素敵な暮らし。
でもお二人自身も、高い美意識を持ち続けるために、決して妥協を許しません。
今回の作品展を通して、その姿勢を身近に感じた私が、実は一番勉強になったのではないかしら。
まだまだ足元にも及ばないけれど、努力を惜しまず精進しよう・・・。