2008年12月18日木曜日

「春日若宮おん祭」2008~その4「奉納相撲」「後宴能」

昨晩遅くに、若宮の神さまが還っていかれる「還幸の儀」。
私は、やはり出かける元気がなかったのでした。。。。

今朝の朝食の席で、行ってこられたお客様の「行ってみてよかったです~」
というお話を聞いて、それだけで満足していましたところ・・・

お昼過ぎに、里親仲間の知人からのメールあり。
神話を読み聞かせてから、神社にハマっている幼稚園児のお嬢ちゃんと
昨日「お渡り式」や「お旅所祭」を見学されたことなどが書いてあり、
今日は行けないけれど、お嬢ちゃんが「奉納相撲」を見たいという・・・

背中押されました。

おん祭りが終わった翌日18日に行われる「奉納相撲」や「後宴能」は
お祭りに関わった人達へのねぎらいの行事とも言われています。

この行事は今まで見たことがなかったので、行こうかどうしようかと
迷ってましたが、メールを読んで自転車を飛ばしました。
ではお嬢ちゃんのために写真をアップしま~す☆

奉納相撲は神事のひとつであり、まず最初に神職の方によるお祓いが。
向こうで寒さに震えている中学生諸君が微笑ましい。

中学校の部は平日ということもあり3名の参加のみ。
総当り戦の一部をご紹介します。
小さい子をついつい応援したくなるのですが
気がついたら大声で声援送ってたり拍手をしたり、楽しいものです。

     
        
成年の部、団体戦。西(写真の向かって左)が同志社大学相撲部。
年配のおじさんと当たるのですが、結構見応えあって面白いです。

     
          

奉納相撲は13:00より。お旅所の南側で行われます。

続いて14:00よりお旅所にて「後宴能」が行われました。
最初の演目「東北」のみ見学しましたので
一部写真にて紹介致します。


   
      

      

お旅所の行宮(仮宮)の前の9m四方の芝舞台。
今年は天気予報を見て、15日の午前に
この芝舞台に屋根をつけないことを決定されたらしいのですが
昨日は雨模様の一日で、舞台を移動したりしながらの奉納だったようです。
多分・・・お天気の神さまが若宮さまにヤキモチ??かな。

またメモとして、昨晩行ってこられたお客様からの情報です。
昨晩の「還幸の儀」は22:30頃にお旅所を出発。
若宮社には23:00に到着されていたようでした。

若宮社にお戻りになられてから一般参拝者の方も参拝できるのですが
それがすごく印象的でした・・というお話でした。

古都奈良の一年の最後を飾る伝統行事「春日若宮おん祭」
今年も盛大に行われました。今年で873回目。
平安時代に始められ途切れることなく続いているおん祭。

仕事もありましたので、おん祭の全てをお伝えはできなかったのですが
格式と伝統、古来から続く由緒あるおん祭の魅力の一端でも
感じていただければと思います。



小さなホテル奈良倶楽部