今日は一日お休みを取って明日香へ。
奈良市内から車で小1時間走るだけで
風景がちょっとだけ違って見えるから不思議。
まだ刈り入れが終わってない田んぼもあったり、
柿の葉や桜の葉っぱが赤く紅葉して落葉していたり。
とにかく11月の忙しくなる前に見ておかなければと
万葉文化館で開催中の「田中一村特別展」へ。
この展覧会、いわゆる一村の代表作「奄美の杜」シリーズは
ほとんど出品されていず、南画や花鳥画を中心とした
初公開作品を含む、ほとんどが個人所蔵の作品で構成されています。
でも一村7歳から晩年までの、130点ほどの作品は非常に充実していて
見応えがあり、特に奄美移住の前の10年に描かれた花鳥画などは、
「奄美の杜」シリーズの片鱗を思わせる反面、清潔な美しさというか、
高貴な気品を感じるもので、やっぱり上手いなあと魅入ってました。
いいものには香気とか静けさとかが漂っているように思えたのです。
明日香まで行ったついでに飛鳥資料館で開催中のこちらも見ておきたいと。
飛鳥資料館の常設展示の方では、もう忘れかけている歴史のお勉強も^^
飛鳥で出土した色々なものが複製品で展示されている中、
奥の方に展示されている、高松塚古墳から出土の副葬品は本物だったので
思わず感嘆の声を上げてしまった。ちょっとすごいと思うけど!
そしてもう一つ、こちらはついでではなく西国三十三所参りとして。
限られた時間の中での明日香探訪・・。相変わらずバタバタとして、
ゆっくりと明日香の風景の中を散策することもなく家路に着きましたが
田中一村、高松塚の副葬品、岡寺の観音さまと十分楽しむことができましたものね☆
小さなホテル奈良倶楽部