2008年10月22日水曜日

興福寺「国宝特別公開2008」その2 五重塔

古都奈良の風景にかかせないランドマーク、興福寺の五重塔。



私の住んでいるところからだと県庁が邪魔してるけど
奈良市内を歩いていて、ふっと五重塔が見えたらほっとしたりね。

以前に五重塔初層内部の特別公開があった時は
ひょっとして上に登れるのでは?と勝手な誤解をしながら(笑)
あの五重塔の中に入れる♪っと勇んで出かけたものでした。

やっぱり今回も同じ気持ちでした。
ひょっとして何かの拍子に上に登らせてもらえるのでは・・・と
ひそかな淡~い期待を持って出かけました。

先日読んだ「あかい奈良vol.40」には奈良の塔の特集記事が載っていて
興福寺五重塔は昭和34年頃まで一人10円で誰でも登ることができた、と
書いてありましたので。
(ちょうど34年完成の国宝館建設資金集めのためでもあったそうですが。)

もしかして登れるかも・・なんていう気持ちでいると
一階部分(初層)にある梯子にばかり目がいってしまって(笑)

あ、でもちゃんと須弥壇北側の下の格子が外されて
心柱がライトで照らされているのも見ましたよ。

係りの方の説明によると、
この心柱は埋め込んではいなくて置いているだけらしいです。
かえってその方が地震に強いらしいです。

実はこの五重塔、過去に5回も焼失・再建を繰返しているのですが
その内3回は落雷によるもので、地震ではなく雷には弱かったのですね。

これも「あかい奈良」情報なのですが、
後年、これ以上落雷に遭わないよう落雷除けの呪文額が各層の四面に
取り付けられ、それからは雷が落ちてこないらしいです。
(明治40年には避雷針も設置されてます。)

五重塔の中に入れるのもめったにないこと、
皆さまもぜひこの機会に五重塔の中へ!いざ!


      
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仏様をアップで撮影してしまいましたが
五重塔から随分離れた撮影可能エリアからズームで撮ってます。

小さなホテル奈良倶楽部