飛火野から春日大社へと向かいます。
まずはご本殿のある境内へ。
ご神木の大杉は樹齢1000年、幹周9m。
威風堂々の立ち姿で平安時代から春日大社を守ってきたのですね。
写真の右手奥に見えるのが大杉。左手前の木がりんごの木です。
正面の建物が直会殿。
この大杉の真横に並ぶ柏槙(びゃくしん)の木は樹齢600年、幹周3m。
直会殿の屋根を貫いて立っているのです。
また巨樹ではないのですが、ちょっと珍しい木もありました。
七種寄生木(ななくさのやどりぎ)
風の神さまをお祀りしている風宮神社の隣にあって
「いす・ふじ・つばき・なんてん・もみじ・さくら・にわとこ」の
七種類の木が共生している珍しい木です。
では、御本殿を出て、若宮神社の方へ向かいます。
若宮神社の階段の向いにあるクスノキ。
314クスノキ
樹齢1600~1700年、神功皇后お手植えと伝えられているそうです。
樹高24m、樹周11,5m。若宮神社の方に傾いています。
幹にはノキシノブが群生して毛深い幹肌がご老公の風格を感じさせてくれます。
春日大社には多数の摂末社があり、
摂社若宮神社から南へ行くと夫婦大国社
この若宮神社、夫婦大国社から南に続く十二社は、
「福の神十二社めぐり」として古来より崇敬を集めていて、
それぞれ色々な霊力を授けてくださるのです。
勿論わたくしも夫婦円満を願ったり(夫婦大国社)、
正しい勇気と力を授かるようお願いしたり(三十八所神社)
商売繁盛(佐良気神社)や金財運をお願いしたり(金龍神社)しながら
諸芸発達の神さま宗像神社では思わず
「いい絵を描かせてください!」と叫んだり(笑)
でも最後に参拝した紀伊神社は万物の生気回復や命の根源を守る神様。
もう私個人のことなんか小さいこと。
この最近起こった天災や人災の被害に遭われた方々のことを祈り
お守りくださいとお願いしました。
何だか自然とそんな風に手をあわせていました。
312イチイガシ
金龍神社のそばにある樹高24m、幹周5m。
この十二社のある所は「ささやきの小径」同様、
新薬師寺のある高畑方面へ抜けられます。
小径の両側は低木が多く、明るい雑木林です。
高畑へ出れば、ここ!カフェ南果さん☆
2時間ほど歩き疲れた私を癒してくれたのは
綺麗な若草色の抹茶ロールケーキです♪
生地の肌理が細かくとっても美味しい!
小1時間ほどボ~ッ寛いで、さあまた歩いて帰るぞ!
もう一度「ささやきの小径」を北上して春日大社をすり抜け、
水谷神社(こちらも春日大社の摂社)までずんずんてくてく☆
かなり早足15分くらい^^
春日大社駐車場付近の巨木
水谷茶屋
水谷神社うしろから
右手に見える斜めの木がイブキの木。
水谷神社のそばに立つイブキの木は、幹の中が空洞で
その中からスギが立つ、イブキがスギを抱え込むような形で
「水谷神社の寄生木」と云われています。
ここから若草山山麓沿いに手向山八幡宮へ抜けると
もう東大寺の境内です。
では続きはまた明日・・・。
小さなホテル奈良倶楽部