今日、秋篠寺では一年に一日だけ
秘仏大元帥明王像が特別開扉されます。
秋篠寺といえば・・・
美しく艶かしい仏さま「伎芸天」や、
国宝・本堂の簡素にして優美な建築美や、
鬱蒼とした境内の中に輝く緑深き苔庭の美しさなど・・・
静寂の中の古刹、美しい寺というイメージを持っていました。
でも、今日、訪れてみるとまた違った印象を受けます。
大元帥明王像(たいげんみょうおう)
本堂の南西に立っているお堂の中にいらっしゃいます。
一日だけの秘仏公開なので朝からたくさんの人達が
お参りに来られ、お堂の周りまで並んで拝観です。
私もしばらく並んでお堂の中へ入って、お参りしました。
この憤怒の形相の仏さま、すごい迫力ある姿で
よく見ると全身に蛇が巻きついています。
今日は本堂の中も人がいっぱい。
伎芸天はじめ本堂の中の仏像は、
手が届くくらいの間近で拝むことができるのですね。
森の中に佇む静けきお寺・・・
今度はもう少し人の少ない頃に訪れたいなと思いました。
「大元帥明王像特別開扉」
6/6(金) 9:30~16:30
奈良時代最後の天皇である光仁天皇の勅願により開かれ、
真言密教の場として隆盛を極めたお寺。
大元帥明王が出現されたという伝説があり、
一年に1日だけ秘仏大元帥明王像が特別開扉されます。
拝観料:500円(中学生以下の拝観不可)
問合せ:0742-45-4600
小さなホテル奈良倶楽部