まるで追っかけみたいですが、「社参(しゃさん)」について回ってきました。
社参・・・練行衆が行中の無事を祈願して、創建に関係する諸堂を参拝して回られるのです。
13:00に別火坊を出発します。
あれ、練行衆11名の内9名しかいらっしゃらない?
そうなんです、新入のお二人はもう総別火に入っておられるので社参には
参加されないそうなんです。
まず最初は八幡殿を参拝します。
大仏殿へ
大仏殿参拝
聖武天皇を祀る天皇陵参拝
道中「猫段」「大鐘」「法華堂下の石段」で平衆によって
法螺貝が吹かれます。
これは行列が今どこにさしかかったのか
耳を澄ませば判るようにするためだそうです。
開山堂を参拝して
13:30 湯屋に入ります。
練行衆の方はここで、本行への覚悟を決めさせられるそうです。
14:00 湯屋から順に出てこられました。
試みの湯が終わると、再び隊列を組み二月堂へ。
登廊(のぼりろう)を上がって舞台に至り、聖武天皇陵を拝します。
そして二月堂を降りて解散となります。
この社参は26日にも行われます。
※註:今年2008年は閏年なので26日。通年は25日です。
26日の社参の開山堂参拝の後、
練行衆は各自の坊に戻り、
初夜までに別火坊に戻るまでのつかの間のひととき、
文字通り「娑婆の別れ」または「捨火」というそうですが、
『明日からいよいよ総別火で本行にかかるので
留守中よろしくといった意味の暇乞をやり、
家族や上下一同が火を一緒にして会食歓談の一刻を持つことが
できる』(東大寺発行「修二会について」より抜粋)
のだそうです。
小さなホテル奈良倶楽部