2007年8月9日木曜日

二月堂およく



毎年8月9日は、東大寺二月堂の「およく(功徳日)」という有り難い日です。

今日、二月堂に参詣すると46000回参詣したのと同じ功徳が得られると伝えられています。

今日一日で46000回!?
これって123年分相当なんですが、やっぱり二月堂さんは大らかさが桁違いだな~と改めて感心しています。





二月堂といえば、お水取り。

奈良倶楽部が開業したのは、そのお水取り(修二会)真っ最中の3月11日だったということもあり、私の中では一年の始まりがお水取りからといっても過言ではないほど一つの節目であり、二月堂への想いも、片思い的に「大好きな場所!」と恋焦がれています。
勿論お客様へのイチオシのお薦めスポットでもあります。

そして長い間、平穏無事にやってこられたのも二月堂さんのお蔭かな・・と折に触れ感謝。

二月堂は何しろ拝観自由なのがいい!
だから朝早くのお散歩も夜遅くに訪れるのも自由だし、
舞台の上から大仏殿の向こうに遠く見える生駒山を眺めたりしてほ~っと深呼吸したり(夕焼けが綺麗ですよ!)、
修二会の時は、夜空に舞う大松明の炎の乱舞に心躍らせ、深夜の業に参篭しては厳かな雰囲気に触れたりと・・・いつもここを訪れるたびに、気持ちが大きく大きくなれるのが嬉しいのです。

「およく」・・・一度のお参りで46000回分のご利益が!
やっぱり太っ腹な二月堂さんですね。


たくさんの方が参拝に訪れています。



今日は舞台の正面だけでなく東西南北四方に祀られている仏さまにもお参りでき、老若男女大勢の参拝客で賑わってました。
福引があったり、みたらし団子やオハギも販売されていて縁日的な賑わいも見せていました。


そしてそして・・・

来月9月17日には、ここ二月堂で「十七夜盆踊り」が行われます。
これも大好きな行事なんですが、修二会で神妙にお声明をあげられていたお坊さんが盆踊りの時には屋台の売り子さんに変身されたり、盆踊りの踊り終いにふさわしく全国から踊り手さんが駆けつけて、それはそれは楽しいパフォーマンスを繰り広げられたりと、やっぱりここでも二月堂の懐の深さを感じてしまうのです。

盆踊りの様子は、またこのブログでもアップいたしますのでお楽しみにね。