2009年12月13日日曜日

ネガイ カナエ タマエ



強く願うことを叶えたいのですが、中々思い通りには事が運ばず
とうとう神さまにお願いしてみよう・・・と
三輪山麓に座します狭井の神様にご祈祷をお願いすることにしました。

「ご祈祷を受ける」という行為は全く初めてではないのですが
自分の強い意志を持ってご祈祷していただくのは初めての経験です。

具体的な願い事を神主さんにお伝えして一緒に拝殿に登りお祓いを受けます。
祝詞をあげられている間、心の中で集中して強く念じていました。
一瞬のことですが、あまりに集中していましたので
身体の中から魂のような固まりがすごい吸引力で神の懐に吸い込まれそうな感覚を感じました。
これは、自分がそういう風に思っていたかったからかも知れませんが
ちょっと不思議な感覚でした。「気」を感じるというのはこういうことをいうのかなとも思ったり。
終わってみれば、とても気分爽快ですっきり。何とも得がたい新鮮で厳かな気持ちになったのです。

お寺の法要で、別料金を払って祈祷してもらってお札をいただく・・・ということは
二月堂や大仏殿や元興寺の色々な行事の際によくお願いしているのですが
そういう次元とは全然別ものの世界がここにあったのだと新しく発見した気持ちです。

これは、我が国最古の神社の一つと言われる大神神社の霊験が強いからなのか
こちらの気持ちがあまりに強かったからなのか、わかりませんが。
とても気持ちのよい体験で・・・これから何かあったらまたご祈祷していただこうっと
少々やみつきになりそうな出来事でした。

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トップの画像は、大神(おおみわ)神社参道を歩いていて天空を見上げて撮ったもの。
葉を落とした木々の造形を見て、冬の奈良公園の雑木林を歩きたくなった。
そして、もう一社、最古の神社と言われている石上神宮へもお参りに行きたくなった。

私が訪れた13日はちょうど新しい注連縄を架け替える日だったみたい。
前日には大きな門松も奉納され、大絵馬も掛けられて迎春準備が進んでいます。
師走の神社は静謐な時間が流れているように感じられとても落ち着きました。