飛火野の鹿苑にて、「鹿の角きり」行事として行われるのは
来月10月10日(土)11日(日)12日(祝)の3日間だけですが
実は奈良公園内にはもう角を切られた雄鹿の姿がちらほら。
こちらは奈良国立博物館の敷地内で。
重たかった角を切ってもらってすっきりですわ〜。
でも切り痕がちょっと痒いのよね〜。
ゴシゴシ、キュッキュッ。
ゴクゴク、あ〜すっきり♪
「奈良の鹿愛護会」のサイトによりますと。
角きり行事で奈良公園の雄鹿の角をすべて切っているのではないのです。
「鹿の角きり」は、伝統行事として古来の手法を再現し、3日間で50頭ほどの鹿の角を切りますが
それ以外の鹿の角は、奈良の鹿愛護会によって一頭ずつ捕獲して、
角が完成する8月中旬から翌年3月下旬頃にかけて角を切っていくということです。
(公園内に生息する雄鹿で、角を切るのは毎年300頭ほどになるそうです。)
角を切る時期が半年以上に渡るのは
成獣の角は8月中旬頃から完成し、角を切っても出血しませんが
満一才の鹿ですと、翌年の1〜3月頃まで出血するので、それまで角を切ることができないから。
ということで、「鹿の角きり」行事が終わっても、半年間くらいは
角鹿が奈良公園内にいますので、十分ご注意下さいね。
「鹿の角きり」
日時:10/10~10/12 12:00~15:00(入場は14:30まで)
場所:奈良公園 鹿苑 角きり場
入場料:大人1000円 小人500円
※行事の一回の所要時間はおよそ30分前後です。
場内は立ち見席で、一回の入場数は約500名。入れ替え制ではありません。
詳しくは「鹿愛護会」のサイトをご覧下さい。
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昨日は奈良国立博物館で開催中の平常展「仏教美術の名宝展」へ。
聞いていた通りの素晴らしい充実の内容。
私は特に、仏教美術の中では仏像彫刻よりも絵画・工芸部門が好きなのですが
今回もうっとり見惚れる名宝の数々に、まさに至福眼福のひとときでした。
この平常展は10/4まで。奈良国立博物館西新館にて開催中。
詳細は奈良博のサイトにてお確かめ下さい。
また、先日 訪れた聖林寺の十一面観音菩薩像の光背の残欠。
博物館本館にて展示されていますので、こちらにもご対面してきました☆