夕方より 法華寺「蓮華会式」へ行ってきました。
本堂前につくられた茅の輪をくぐる夏の悪疫解除祈願で
神社でいう水無月の「夏越しの祓」にあたるものなのですが
法華寺では日暮れからこの茅の輪くぐりが行われますので
境内に灯された燈明、燈籠の灯りが幻想的な雰囲気を醸し出して何ともいえない感じがします。
日没間近の午後7時。ご門跡による悪疫解除祈願のあと、茅の輪に掛けられていた結界が外され
ご門跡に続いて尼僧さま方、そして一般参拝者の方々と・・・
茅の輪をくぐって本堂へ入導し、祈願法要が営まれました。
また、境内の「光月亭」にて「茅の輪がゆ」も接待していただけます。
お粥の上にのっている小豆と、法華寺の庭で収穫された梅干が美味でした。
法華寺「蓮華会式」
例年7月17日 17:00~21:00(閉門)拝観料は無料になります。
17:00より茅の輪がゆ接待(光月亭にて)
19:00より法要厳修。茅の輪くぐり。
ポスターやお守りの茅の輪も尼寺らしい上品さで。
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夕方早くに法華寺に参りましたので、法要が始まるまでの少々の時間を
ちょうどお寺の行事をお手伝いされている方のそばで待っていました。
その時に世間話的にお聞きしたことなどを「こぼれ話」として・・・。
昨年までは、17:00に法要を厳修されていたのですが
その時間帯ですと、燈明の灯りが映えないということで、今年から19:00に変更になったそうです。
多分、来年もこの時間割で行われるだろうということです。
(最後に全ての灯芯を消したりと、片付け終了が遅くなりそうで大変とおっしゃってました。)
また、その方達がこの「茅の輪」を今朝から4~5時間かけて作られたそうで。
茅の輪の芯の萱を包んでいるのは、矢羽模様のついた矢筈萱。
これは毎年、法華寺の庭に生えているのを使用して作られています。
でも今年は東京の「奈良まほろば館」にも茅の輪を6月末に作って送ったので
法華寺の庭の矢筈萱が足らなくなり、急遽、平城宮跡へ刈りに行かれたそうです。
「奈良まほろば館」で展示したおかげか、今年はすごくたくさんの方にお参りに来てもらっていると
喜んでらっしゃいました。**実は私も「奈良まほろば館」に展示されていた茅の輪を見て
法華寺にお参りに行ったのでしたが・・・。