2009年6月6日土曜日

室生寺金堂の特別拝観



「金堂 堂内外陣からの特別拝観」

  普段は身近に拝むことができない国宝の釈迦如来立像や
  十一面観音立像、運慶作と伝えられる十二神将像などが
  堂内の外陣から特別拝観できます。(6/1~9/30)

・・・ということで、6月に入って早速行ってきました。
室生寺のHPでは拝観時間が 9:00~16:00になっていますが
金堂入り口には15:30までとなっていました。念のため。

HPのトップの画像が金堂堂内の様子です。
運慶の十二神将像が、動きもユーモアでフィギュアのようにキュート!
(なんて言ったら、信仰心篤い方においおいって言われそうだけれど)
一番左端の十一面観音立像は洗練された美しさ。どの仏さまの光背も
その文様が華麗ですよね。近くで拝観できて特によかったことは
ご本尊の釈迦如来立像の光背の後ろにある、大きな板壁に描かれている
曼荼羅図が僅かな面積ですが、良く見えるということ。
これは平安初期に描かれた帝釈天曼荼羅図という
珍しいものだそうで国宝。

堂内は照明で照らされ、非常に明るいのですが
これだと堂内に入らなくても良く見えるのでは?と
外へ出て拝観してみると、うん結構よく見えます。
以前からこんなに明るかったかしら?と尋ねてみましたら
昨年の4/21からだそうです。この日に、金堂で法要することがあり
お経が見えるように照明を付けましたところ、拝観の方々に評判良く
そのままになっているのだそうで。9/30に特別拝観が終わっても
ずっとこのままライトをつけていて下さるといいのですが。

金堂への石段 
 金堂
五重塔 
 奥の院への階段は
若草山よりも高円山よりもきつかった!
奥の院 御影堂



石楠花も終わって、楓の深緑が美しい季節。
山麓に抱かれた伽藍のひとつひとつが室生の大自然と調和して
独特の魅力ある佇まいを醸し出しています。
清々しい気持ちでお参りして、室生寺を後に向かった先は
室生山上公園芸術の森。
こちらも室生の自然と、ダニ・カラヴァンデザインの彫刻作品との
調和が美しい公園です。 写真はこの下の日記に。
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