今月号の『月刊大和路ならら』は
瓦鐘馗(かわらしょうき)の特集です。
災いや魔から家や町を守る、屋根の上の瓦鍾馗。
奈良県内ではお寺の周辺にある家々や
古くから続く町のT字路の突き当りの家などに
瓦鍾馗をよく見かけます。
威厳に満ちたものからユーモラスなものまで
その姿、表情は実に豊か。
瓦鍾馗を探しに、奈良の町を歩いてみませんか。
屋根の上に「瓦鍾馗」を見かけたことありますか?
奈良倶楽部の隣の隣にあるお寺、五劫院。
五劫院向かいのお宅や隣のお宅の屋根にも
鐘馗さんが居るのですよ。
鬼瓦とも違うこの瓦の飾りは何だろう?と
奈良に住んだ頃、ご近所の屋根を見上げては不思議に思ってました。
これを鐘馗さんと言い、鬼瓦の鬼が悪さしないように取り付けるのだと
ご近所さんに教えてもらっても、それなら鬼瓦を何で付けるのかしら?とか
ますます判らなくなって、私にとっては身近にありながら謎の存在でした。
今回『ならら6月号』にその謎と起源が詳しく載っていて、
「鬼瓦の鬼を退治する」いわれもありました。
江戸時代の京都で実際にあった話のようです。この話は
「瓦鍾馗」に魅せられて、奈良県中の瓦鍾馗を撮り続けている
カメラマン木村昭彦氏へのインタビュー記事の中に出ていました。
カメラマンの木村さんといえば・・・二月堂修二会の際
私が二月堂周辺をウロチョロしていた時に、大変お世話になった
カメラマンの木村さんだったのです。びっくり。
木村さんの話はとても分かりやすくて、奈良県中の瓦鍾馗の写真満載。
これを見ていると、つい私もカメラを持って瓦鍾馗を探しに
奈良の街へ出かけてみたくなります。
詳しい内容は『月刊大和路ならら』をご覧下さいね。
(奈良倶楽部図書室にも置いていますので)
上の写真は奈良倶楽部から徒歩1分圏内。
ご宿泊の際に、ちょっとご近所を歩いて探してみてください。
小さなホテル奈良倶楽部