4/1から4/7まで、法華寺で行われています「ひな会式」
一日一度の法要中に散華も撒かれると聞きましたので
散華好きの友人と誘い合わせて行って参りました。
「ひな会式」というのは、法華寺のご本尊 十一面観音像の前に
55体の善財童子をおまつりする法要のことで、
善財童子の小さな人形(高さ20~30cm)が
「ひな」と言われていたことに由来して、そう呼ばれています。
善財童子は文殊菩薩から教えを受け、仏道を極めるため55人を訪ね
最後の普賢菩薩に会って悟りを開いたといわれているのですが、
十一面観音像の前に並んだ小さな愛らしい55体の人形は
童子が55人の人達と出会った際に合掌した姿を表現したものだそうです。
一日一度の法要では、13人の尼僧が、ご本尊の前にまつられた
童子像の周囲をゆっくり回られ、散華をまいて読経されます。
優しい響きのゆっくりと唱和したお声明は、
二月堂修二会や薬師寺花会式で聴聞した声明とは明らかに違って
ご本尊 十一面観音さまの美しい姿と相まって
うっとりするくらい優しく心に染み入ります。
4/5と4/6が10:00から、それ以外の日は14:00から
法要が営まれています。(法要の時間はおよそ1時間半くらい)
この時期に合わせて特別公開されている
ご本尊の十一面観音像(国宝)と静かに対峙して
お祈りすることができましたのも
法要の時間にお参りできたおかげかもしれません。
境内には雪柳や椿の他、りっぱな枝垂れ桜もあり
その艶やかでいて上品な姿にしばしうっとり。
さまざまな桜色の色違いの花びらが可愛い。
フレッシュピンクやルミナスピンク、マゼンダピンクにシェルピンク。
(こういう色の名前を和名で言えれば情緒があっていいのですが。)
さて、お目当ての散華ですが。
法要のあと、撒かれた散華はお寺の方が集められ
参拝した人達に(申し出ましたら)分けていただけます。
2枚の散華の表裏です。
小さな散華、とても愛らしい図柄ですね。
ではこの散華については、また明日☆
小さなホテル奈良倶楽部