2008年9月14日日曜日

今宵名月




夜11時のお月さま、南の空に。
一日の仕事を終え、ようやく一人お月見。

澄み切った空に冴えた光を放って輝く月を見て
気持ちを研ぎ澄まそうとしたけれど、

思い出すのは子供の頃の一風変わった、お月見の日の風習。

私の実家は奈良から車で15分程、京都府へ入ったところ。
子供の頃、中秋の名月の夜は、それはそれはお楽しみな日で。

今から思えば、ハロウィンのような感じなんだけど
(勿論その頃はハロウィンなんて知らなかったけれど)
袋を持ってご近所一軒ずつ回ってお菓子をもらいに歩くのです。

「たわらしてんかー」という掛け声かけながら。。。

小学校高学年の頃には、恥ずかしさも手伝って
もうお菓子をもらいに出かけなくなったけど
お月見というと、思い出すのはこういうことばかりで。

中秋の名月の日には各地で観月の催しが行われているそうですが
毎年仕事が忙しく、実は一度もそういう会に出かけたことがない。

唐招提寺の観月会が素晴らしいよと、人づてに聞いたりするのですが
一度はそういう風なお月見をしてみたいなあと思いつつ、

ビニール袋をヒラヒラなびかせ「たわらしてんかー」と大声だして
あちこちのお家の戸口をたたいてみたい気持ちも大いにあり。

実家の町内ではまだこういう風習あるのかしら?
それにしても「たわらして」って一体どういう意味なのかしら?

今宵名月***ちょこっと妄想暴走(笑)


小さなホテル奈良倶楽部