入江泰吉記念奈良市写真美術館。
黒川記章氏設計の同館は1992年にオープン。
1階エントランス周囲に約590㎡の池があり、
展示室はその池の真下に位置するため工事中の振動や騒音で、
観覧者に迷惑をかけることがあるとのことで、
工事期間中の入場が無料になっています。
新聞記事でこのことを知り、早速取材方々行ってきました。
ちょうど企画展「大和路巡礼―斑鳩の里―」展が開催中でした。
あれ?でも騒音なんかしないなあ・・・と中々静かな環境でゆっくり鑑賞できたのですが、
土・日は工事はお休みということでちょっとラッキーでした。
企画展の感想など・・・☆
戦後から昭和30年代の斑鳩の里の風景が郷愁を誘い、
最初の展示室から入江ワールドに引き込まれてしまいました。
今はもう焼失してしまった金堂壁画を模写されているところのスナップ写真なんかもあって貴重な記録にもなっています。
その後、昭和60年代頃からのカラー写真になった作品群の中の法隆寺は、
どっしりとした風格漂う存在感や歴史があますところなく表現されています。
それは法隆寺という建築だけじゃなくて仏像一つにも、
その仏さまの全てが表れていてすごいなあと感心しきり。
たっぷりと堪能させていただきました。
写真美術館、入り口から入った1階部分。
写真の右側が池のあたり。
館外右手奥が改修中の池です。
展示室は地階に。ちょうど池の真下にあたります。
その後、高畑をぶらぶら歩いて、南果さんまで。
ここに来るのを楽しみに、日替わりランチをいただくのを楽しみに、
写真美術館で観た素晴らしい作品の余韻を思い出しながら
おいしいご飯の後はほっこり寛いでおりました。
カフェ南果の日替わり定食は、
地元で採れた旬の野菜を中心とした和定食です。
前日までに要予約です。
小さなホテル奈良倶楽部