昨晩からご宿泊のお客さま方、何組かの方々が「遷幸の儀」~「暁祭」に行ってこられました。
夜11時頃奈良倶楽部を出発してお帰りは深夜の2時過ぎくらいでしょうか・・・。
朝食の席で・・・
行かれなかったお客さまが、行ってこられたお客さまに、たくさんの質問攻め。
どのような様子だったか熱心に尋ねられたり答えたり、
何だか楽しい会話が行き交ってますね。
奈良の行事の素晴らしさに触れていただいて、
奈良の良きところをいっぱい感じていただいた時、
旅のコンシェルジェとして、私、これほど嬉しいことはありません☆
こういう時にちょこっと、この仕事をしていてよかったなあと思うのです。
「遷幸の儀」をご覧になったお客さまがおっしゃってました。
真っ暗闇の中で、最初に杉の香りが匂いたって、それからほのかにお香を焚き染めた香りが通って行った時に、
「あ、神さまがお通りになられた・・」と感じることができたそうです。
暗闇の中で、杉葉の火の粉の小さな光の帯が、
わずかに漂うほのかな香りの帯が、
暗闇の中だからこそ、とてもはっきり感じることができたそうです。
そしてそして真っ暗闇の世界、
奈良の空には無数の星が瞬いていて、とても感動的でした。(と、お客さま)
そうそう!奈良の夜は真っ暗だから星がたくさん見れるのですよ!(と、私)
ふふ^^「おん祭」からちょっと脱線しましたが、もっと私達、
奈良の夜の闇を誇りにしてもいいんじゃない☆
午後からは、「お渡り式」の様子をカメラでパチパチと・・・。
伝統行列、先頭から第十番に登場の『野太刀(のだち)』です。
5・5mほどある大型の野太刀を先頭に、薙刀などが続きます。
それにしてもすごい人ですね。
お旅所も大勢の人の後ろからなのでうまく撮れなかったけれど・・・。
平安時代から途切れなく継承されてきたおん祭に触れてみて、
たくさんの方々の支えがあってこそ伝え守られてきたのだなあと、
しみじみと感動したのでした☆
小さなホテル奈良倶楽部