直木賞候補にもなった 万城目学氏のベストセラー「鹿男あをによし」
朱雀門横にあると思われる私立女子校の教員である主人公は、
奈良倶楽部のすぐ近くにある、
転害門そばの「きたまち」あたりに下宿をしています。
そして人間の言葉で喋りかけてくる鹿とは
いつも東大寺大仏殿裏の講堂跡で落ちあいます。
「きたまち」が舞台のこの小説・・・
なんと!
来年1月にテレビドラマになるのです!!
フジテレビ系木曜夜10時~☆
それも主演は玉木宏さん♪♪♪
この小説が出版された頃から、地元「きたまち」の仲間達と
本を読みあっては、「面白いからドラマになればいいのにね~」と
盛り上がっていた私達!
いや~いよいよ「きたまち」が全国ネットでデビューできるとは!(嬉)
この小説は、
鹿が話しかけてくるという、ちょっと現実離れしたストーリーなんですが、
そんな話についていけるのかしら?という読む前の心配は全くの杞憂です。
ベストセラーになっている理由がわかります。
物語としてもよくできていて面白くテンポもいいし、
登場人物はどの人もありえるような人物ばかりだし、
奈良の住人から見ても違和感なく入り込めます!! (←このリアリティが大事!)
この本を読んだら、むしょうに大仏殿裏の講堂跡に行きたくなっっちゃいます。
鹿がのんびり横たわっていて・・・
ひょっとしてどれか一頭でも話しかけてくるかなあ~としばらく佇んでいたのですが・・・
って、本当にそういう展開が起こったら楽しいだろうなあと思えるのです。
でも改めて、この講堂跡っていい所だなと思いました。
奈良公園の中でも大好きスポット、ベスト3に入ります☆
大仏殿の裏というだけでこんなに静かなんですね。
表の南大門側と違って、修学旅行生はいないし・・・・
すごく人が少なくて人より鹿の方が多いのです。
講堂の柱の跡の礎石に坐ってぼ~とするのもいいですよね。
この本を片手にの~んびり 「きたまち」めぐりも楽しいですよ。
ところで12月にロケに来られるようなんですが、
このブログを読んでくださってるどなたか
詳しいスケジュールなどご存知の方、
こっそり教えてくださいね~♪
小さなホテル奈良倶楽部