インドの風土の中で育まれた布の世界。
糸を染め、織り、様々な布に刺繍を施したり絞ったり。
展示されている布の一つ一つが一点物の手仕事で
どれもこれもが味わい深い色合い、風合いで。
韓国の手仕事「ポジャギ」に始まった、私の布好き。
中国や東南アジアの少数民族の手刺繍の布や、インドのカンタ(刺し子)・・・と
まるでシルクロードを逆に辿ったように、コレクションが伝播しています。
同じように布好き手仕事好きの「布とお茶を巡る旅」さんからご案内をいただき
奈良町にある中国茶のお店「叙友舎」さんで開催中の『kocari』作品展へ行ってきました。
たくさんの布の中でも、特に「カンタ」と言われる、ベンガル地方の刺し子の布。
細かく丁寧に刺されたひと針ひと針から、いくつものモチーフが生まれ、
限りないバリエーションが広がって、一枚の布が絵画のように感じられるのです。
「kocari」さんでは、伝統的な手法に新しいデザインとエッセンスを加えて
今までに無いオリジナルの「カンタ」を作られているのだそう。素敵でしたよ。
『kocariーインドの手を届けたいー』
会期:3/20~3/28 12:00~17:30
休廊日:3/22、3/23
会場:「叙友舎」
奈良市川之上突抜北方町18-7
tel 0742-24-0345
※「kocari」さんのサイトはこちらです。