2008年3月8日土曜日

修二会こぼれ話⑭~「上七日(じょうひちにち)」と「下七日(げひちにち)」~

昨晩3月7日は小観音さん出御の日でもあり「走りの行法」も行われるので
前半のクライマックスというか・・・
毎年、曜日に関係なく3/12のように必ず満室になる日であります。

毎年お越しいただくお客さまに「小観音さんが出てこられる時はいいよ~。」とお聞きしているのですが、中々行く機会をつくれずにいます。

今年こそは~!とも思っていたのですが、
一週間張り詰めて緊張でバシバシの身体の疲れには勝てずにバタンQ~(笑)

今朝の朝日新聞『奈良版』で毎日特集されている修二会の記事を読んで、
また朝食の席で、昨晩お出かけのお客様のお話をお聞きして
「絶対来年こそ!リベンジ!」と気をそわそわさせている私でした。

今日から、ご本尊が「小観音」さんにお役目交代され、
これからの一週間を「下七日」と呼びます。

週末、そしてお水取りの行われる12日から走り・ダッタンの行法が行われる14日まで修二会本行も折り返し点を過ぎました。

厳しい行法を毎日されている練行衆の方はどんな思いでこの折り返し点を
迎えられたのかしら・・・。

修二会”フリーク”の私は、同じような思いのお客様とお話している時が楽しかったり、自分が二月堂に行けなくても、行ってこられたお客さまが大満足で帰ってこられたら、何だかそれだけでもう充分に嬉しかったりしています。
あと一週間そんな感じで楽しみますね♪

先日ご宿泊いただいた『修二会通』のお客様S様より貴重な写真を送って
いただきました。
舞台の上からお松明を見に行った時に北の回廊の場所取りができなかった
私のために、以前そこの場所から撮られたお松明を担ぐ童子さんの写真です。


こちらは舞台の下からでも早い時間に行かないと場所が取れないといわれている登廊そばの場所から写された写真です。


毎年この時期になるとそわそわしてきますと
30年近くお水取りに通い続けてらっしゃるS様、
素敵な写真をどうもありがとうございました!

小さなホテル奈良倶楽部